ようこそスヌーカーの楽しさへ

 

まずテーブルの外見です。

 

これがスヌーカーを行うテーブルとブレイク前の各球の配置です。
ポケットが6つあるテーブルと言う意味では
日本でも親しみのあるアメリカンテーブルと同じです。

ただ、テーブルの大きさと各球の大きさ及び数、また穴の入り口(角)の形状と大きさが
異なり、テーブルクロス(ラシャ)に
ナップと呼ばれるゴルフでいうところの
グリーン上での芝目の様な流れがあります。

実はアメリカンプールの台にも、ラシャの種類によっては起毛の流れが
あるものもあります、店員さんが決まった方向にブラシをはいて掃除をしてるのを
見たことある方も居られるでしょう。

ただ、球の大きさ(質量)の関係から、アメリカンプールではこのナップを
余り意識することなく撞けるのですが、スヌーカーでは球が小さく
またテーブルが大きい為に、とても重大な影響を与えてきます。

ビリヤードのプロの試合ではテーブルコンディションを早く掴んだ選手が
大きなアドバンテージを得るのですが、スヌーカーの場合
その比率がさらに大きい様です。

サイズの比較

テーブルベッド(球が動くエリア、外枠は含めない)を
数値で表すと下の様な差になりますが、余りピンと来ないと思います。

と、いうことで面積的に分かりやすいように寸法比(約0.71倍)で並べてみます。

     

 

アメリカンプールをやられたことがある方なら、分かると思いますが
あのテーブルでも先球が小さく見え、それなりにテーブルの広さを感じる瞬間は多いです。

しかしスヌーカーをやった後にアメリカンプールをやると、どんな球でも
入る気(気だけ・・・)がするほど、大きさは歴然です。

さらに後にボール自体の大きさの比から考えると、それはもうまったく別の種類の
ゲームと言えるくらいの差になります。

 

ボールの直径の比は

となります、これも数値では分かり難いのですが
球体でこれだけ直径が違うと、かなりの差になります。

 

さらにポケットの大きさの違いもあります。
スヌーカーのポケットの大きさが、ボール約1.5個分なのに対して
アメリカンプールでは約2.2個分くらいの大きさになります。

相対比として考えると使うボールと、ポケットの入り口(マウス)の対比は
約1.5倍アメリカンプールが大きくなりますし。
人間の動作の誤差自体は大して変わらないので、入り口の広さだけでも
約1.6倍アメリカンプールの方が誤差を許容してくれることになります(球が入る)。

 

さらにさらに、これはあとでもう少し詳しく触れようと思うのですが
マウスの入り口のクッションの角(ツノと読む)の形状の違いも
スヌーカーの誤差の許容の狭さに大きく作用してくるのです。

 

基本的なルールの説明

簡単にスヌーカーのルールの説明をしておきます。
細かいところまで知らなくても十分楽しめますし、第一私自身が
細部まで詳しく知っている訳ではありません^^;

それでも実際にゲームをしたり、観戦する分には問題ないので
分からないことが出てきた場合に随時調べるというスタイルで良いと思われます。

 

用語と部位の名称の説明

・テーブル上側の黒線より上のゾーンをボークエリアと呼び、黄色、緑色、茶色のボールを
ボークボールと呼びます
・黄色と緑色のボールを繋ぐ半円がありますが、これを
Dゾーンと言います
(ちなみにこの半円はテーブル上の全ての球が入る大きさになっています)

ゲームのスタートと大まかな流れ

・まず最初に手玉(白球)をDゾーンより撞き、赤色の球に当てなければなりません
・ゲーム中も、自分に番が回ってきた時には(特殊な場合は除く※1)最初に
赤色の球に
当てなければなりません
・赤色の球を落とした後だけ、他の色の的球を落とす権利が得られます
(赤色が全て落とされるまでは、他の色の球は落とされても加点後所定の位置に戻されます)

各色の点数
赤色1点   黄色2点   緑色3点   茶色4点   水色5点   桃色6点   黒色7点

一般的にオープニングブレイクでは赤色を狙うことは少なく
セイフティーの展開からゲームが始まります、このセイフティーエクスチェンジで
ゲームの主導権争いをします。

上の図のように赤の球の密集を出来るだけ割らずにブレイクすることが多いようです。
セイフティーの3代要素として上げられるのが

上の図の場合これらの全てのが出来ており、完璧に近いセーフティーと言えます。
スヌーカーではこのセーフティーエクスチェンジも大きな醍醐味で
上手いセイフティーを決めた選手には大きな拍手が観客から贈られます。

ちなみに選手同士では相手の素晴らしいプレイに対して
手で台の端を叩き(タップという)賞賛の気持ちを表現します。

あああ

 

 

工事中