“現場発"の迅速な戦いを
太田代表、北側幹事長 弱者守る姿勢より鮮明に
神奈川、奈良、和歌山の議員研
公明党の太田昭宏代表は1日午後、横浜市内で開かれた党神奈川県本
部(上田勇代表=衆院議員)の夏季議員研修会に出席し、「全議員が現場
から戦いをスタートしよう」と訴えた。衆参両院の国会議員をはじめ、県内の
公明議員が多数参加し「次の戦い」に向けて前進を誓い合った。
太田代表は、参院選結果に関連し「庶民の感覚とズレがある政治は変えて
いかなくてはならない。庶民の感覚を持ち続ける政治へ、先陣を切っていく
使命が公明党にはある」と強調。
その上で「健康を害し、年金も少ない、貯金も家もないという人や、障害児
を抱えて本当に困っている人など(生活が)大変な弱者を守る、庶民の側に
立った政策を、公明党はもう一歩、工夫していかなくてはならない」との考え
を示した。
また、奈良県の妊婦が救急搬送中、複数の病院に受け入れを拒否され死産
した事件で、31日に舛添要一厚生労働相に申し入れしたことに言及。「現場
の意見を反映できるよう直ちに動く、スピーディーな闘いを展開していきたい」
と述べた。
上田県代表は、訪問対話運動の実践と公明新聞の購読拡大推進を訴え、
「足腰の強い党の構築に全力を」と呼び掛けた。
公明党の北側一雄幹事長は1日、奈良県橿原市内で開かれた党奈良、
和歌山両県本部の合同夏季議員研修会に出席し、あいさつした。これには
白浜一良党幹事長代理(参院議員)、西博義衆院議員、山本香苗参院議員
らも出席した。
北側幹事長は、7月の参院選の結果を総括しながら、「次の戦いに断じて勝
つことが党の最大のテーマ」とした上で、「常在戦場の決意で、来るべき戦い
に向け、必ず勝ち抜く体制を整えていきたい」と強調した。
特に、今年下半期の活動について北側幹事長は、訪問対話運動、公明新聞
の購読推進が重要になることを改めて確認、「次の戦いへ、現場から勝利し
ていこう」と訴えた。
また、「公明党はもっと独自性を出すべきだ」との声があることにも触れ、
「自公の枠組みの中で、外からも公明党らしさが見えるよう取り組んでいきた
い」と述べた。
研修会では、西氏が党の農業政策などについて報告。続いて参院選で勝利
した白浜、山本氏は「これからも、人のために尽くす政治を貫いていきたい」と
決意を述べた。
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