共産市長の不信任案可決
独善的市政運営を糾弾議会解散か失職に
大阪・東大阪市議会
3日開かれた大阪府東大阪市議会の定例本会議で、長尾淳三市長
(共産党員)に対する不信任決議案が、出席議員数(48人)の4分の3以上
に当たる38人が賛成し可決された。これにより長尾市長は、今後10日以内
に議会を解散しなければ失職することとなる。
可決された決議では、長尾市長について、(1)防災機能を持った上下水
道局庁舎の建設中止など、独善的な市政運営を進めた(2)議会軽視の発
言や行為、合意形成を行おうとしない不誠実、不遜な態度が改められなか
った(3)人事権を乱用し、財政運営や都市経営能力にも欠けている――な
どと指摘。このままでは、「市民の安心、安全を守ることは到底できず、市の
将来に禍根を残す結果となる」と糾弾している。
これまで東大阪市議会では、長尾市長就任以来わずか1年で、同市長に
対する問責決議と辞職勧告決議を、それぞれ2回可決している。
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