魚の切り身が泳いでいると思っている園児はびさいにはいないでしょう。海あり山ありという境港の風土が子どもたちを育んでいるからです。ただし、せっかくの「地域資源」も活用しないのでは、無いと同じです。
魚の絵やテレビで見て知っているのではなく、本物を見聞きすること、それが体験というものです。五感を使えば使うほど、体験の入力は大きく深くなり、それによって表現の出力は多様で豊かになってゆくはずです。今回のねらいは以下の通り。
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本物を見る(単なる消費地ではなく生産地にちかいところで。)
表現のみなもとである体験を豊かにする。
A
境港という地域にあるもの(いわゆる「地域資源」)にふれる
B
土地のものに親しむことで、子どもたちにとって境港がふるさとになっていく
C
年長けて一旦県外に出ても、心身に根を張るふるさとの力が、再び境港に帰ら
しめる。(少子化、過疎化への気の長い対応策。)
おさかな探検隊
今回は「おさかな探検隊」と題して水産物直売センターを訪れました。好評だった前回の「子育て”共”室」にひきつづき、上田勝彦氏がガイドを引き受けてくださいました。そのとき参加されたお母さんの感想に「大きな船から魚があがって、その新鮮な魚が市場からそのまま食卓にとどけられるのも境港ならでは」というものがありました。こんなことを感じていただけたら言う事なしです!
イカつりロボット搭載の船におどろき!
子どもたちの印象度が最も高かった場面、
イワシの水揚げ!
魚をとる人を見た後は、売る人を見に行きます。
いよいよ、直売センターへ。
上田さん作の、紙一枚のおさかな図鑑をもらって喜んで見入っています。相当気に入っていたようです。
園児一人づつかにをごちそうになりました。
マルハチさんありがとうございました
アジの煮干しを園児たちのおみやげにいただきました。
「いたくら」さんありがとうございました。
「ここで食べる?」の声に「かえってから!」とお行儀のよい返事をした園児たちでした。
・・・と言いながら見学後の待ち時間に煮干し一つおやつに食べようと言うことに。「おいしい!おいしい!」と、一つどころか三つ四つ食べる子も・・・こんなおやつは、歯にもよい、あごにもよい、頭にもよい、境港にもよい、いいことづくめなんですけどね。
楽しい楽しいと言って帰って、年少児たちに自慢していた年長児すみれ組さんでした。
上田さん、直売センターのみなさん、ありがとうございました。