ロンシャン競馬場

 
入場門 パドック スタンド

 

競馬開催日は毎年3月から10月の土・日曜を中心に不定期です。第1レース発走時刻は1時45分で、1日に8レースあります。競馬場はパリ市内からタクシーで30分くらいです。
入場門正面にある馬像は、イギリスクラッシク三冠馬グラディアトゥール号です。

芝右回り、1周大周り2750、中周り2500m、小周り2150
ゴールが3ヶ所あり、レースの距離は1000m〜4000mまで様々です。とにかくコースが広く複雑で、どこがスタート地点が分からないこともあります。広大なコースに比べスタンドは、割と小さめです。

主なレース 凱旋門賞、仏2000ギニー、パリ大賞典、ヴィルメイユ賞

入場料は4ユーロ(672円)、凱旋門賞当日は8ユーロ(1,344円)です。

凱旋門賞当日にはVIP特別席があります。ゴール板後ろの特設テントやスタンド4階の専用エリアに入れます。シャンパンやワインは飲み放題ですが、食事はチーズなどを中心におつまみ程度です。当然正装です。
パドック特別席は、パドックを専用エリアから見られます。レースを見る時は、スタンド2階の専用エリアに移動して見ます。検量室をガラス越しに見ることができ、パドックに入る騎手からサインをもらっているファンも多くいます。こちらも正装です。
指定席はスタンド2階にあります。座席はパドック特別席も同じですがプラスチック製のベンチです。日本と比べると貧相な気がします。ここは、Tシャツ・ジーンズで大丈夫です。

 

ゴール 入場門 場内 レース

 

馬券は種類によって違いますが、2ユーロ(336円)から買えます。単勝は馬に賭けるのではなく、馬主に賭けることになります。同じ馬主の馬は、どれが勝っても的中となります。また、日本と比べて審議がとても厳しいため、失格や降着もかなりあります。馬券は確定まで持っていましょう。

内馬場は広場と駐車場に分かれています。駐車場は有料ですが広場は無料で入場できます。馬券売場もあり、オーロラビジョンを見ることもできます。レース後半になるとスタンドを無料開放するそうです。何のために入場料を払ってまで、朝からスタンドに行くのか疑問です。

馬券購入窓口の数が、かなり少ないです。馬券の自動販売機もありますが、こちらもかなり少ないです。パドックを見てから馬券を買うのは、かなり難しいです。
自動販売機はタッチパネルやマークシートで買うことが出来ますが、マークシートを使ってまで馬券を買うのは日本人くらいだそうです。

馬券がスーパーのレシートみたいなのが不満です。また、当たり馬券を自動販売機に入れると現金でなく金券が出てきます。これもかなり不満です。その金券を自動販売機に入れると、馬券が買えます。最終的にはその金券を有人窓口に持って行き、現金化することになります。

 

窓口 パドック特別席 指定席 売店

 

競馬新聞は本当に新聞型で「PARIS TURF」が1.3ユーロ(218円)、「PARIS COURSES」が0.7ユーロ(117円)です。入場門前でも場内で売っています。

場内にはカフェやシャンパンバーなどが何箇所もあります。レースの見られるスタンドやゴール前には陣取らず、入場した観客はまずその席を埋め始めます。

場内で買える食べ物はフランスパンのサンドウィッチ5ユーロ(840円)、クレープ、アイスクリームです。缶ビールが5.5ユーロ(924円)もするし、ビールのつまみになりそうなものは売っていません。B級グルメには、最悪の競馬場です。
そのくせ1本75ユーロ(12,600円)のシャンパンが、あちらこちらで開けられていきます。

ロンシャン競馬場で感じるのは、ここはギャンブル場ではなく社交場だということです。衣装を着飾り、シャンパンを開け、馬券を買わない人が多いんだろうなと思います。

競馬場内に両替所もあります。ドゴール空港やホテルと比べると、レートがとても良いです。ただし、凱旋門賞当日は込んでいます。

ギフトショップでは、凱旋門賞のおみやげ物が売っています。シャツや帽子、マフラーなど、種類も多いです。フランスはどこでもですが、店員の態度にはムカつきます。


Photo/07年10月