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第1７回はスロウガンのＦＵＬＬ ＨＡＮＤ グランジカウチンです。
今シーズンのスロウガンは、アメリカンニューシネマの名作「スケアクロウ」からインスパイアされたコレクションです。
小林さんいわく、「ロードムービーの主人公が、旅を終えたときに着ていた服からイメージした、『スケアクロウ』のジーン
ハックマンとアルパチーノみたいな感じを思い浮かべた」そうです。
そんなアメリカのヘビーデューティーを思わせるアイテムが充実したコレクションの中でも、今回紹介するＦＵＬＬ ＨＡＮＤ グランジカウチンはまさに今シーズンのスロウガンのテーマにぴったりのアイテムです。
この総手編みで仕上げられたカウチンセーターは、襟元から肩にかけて古ぼけて焼けたようなディテールをエアブラシで表現したり、リブ部分をレンジ加工をしたりと、今までにない独特な手法で表現しています。そして普通カウチンセーターにはない裏地をつける事により、すべりがよく着心地もよく、よりブルゾンに近い感覚で着ることができます。
カウチンといえばヘビーデューティーを代表するようなアイテムで久々に新鮮さと懐かしさを感じるアイテムなのですが、ただ正直、かつてのカウチンをタンスの中から引っ張り出してきても、ただの古い人、ベタなアメカジ好きにしか見えません。そんなかつてのヘビーデューティー代表選手のようなカウチンセーターを、デザイナーの小林さんのフィルターを通すことにより、見事にビンテージ感や今の気分を表現し、オリジナリティ溢れるスロウガン流のカウチンセーターに仕上げています。
私もスロウガンの展示会でこのカウチンを見て久しぶりに着てみたくなりました。
ぜひ、皆様も一度ご覧いただければ幸いです。
もちろん、私の独断と偏見ですが・・・
スロウガン ＦＵＬＬ ＨＡＮＤ グランジカウチン ￥51,450
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