私の独断と偏見で選ぶこの逸品

第43回は、パルッチのペコスブーツです。





私は、今までブーツインスタイルというものをしたことがありません。特に嫌いと言う訳でもないのですが、自分らしくはないのと、どうも頑張ってる感が苦手で、これまでブーツインスタイルとは無縁でした。最近は、あまりしている人も見かけませんが、とは言え、常々大人のリラックスしたブーツインスタイルはないものかと考えておりました。
それで今回、粋なイタリアンシューズやマニアックな靴を得意とする某展示会で見つけたのが、このパルッチのペコス風ブーツです。
ペコスブーツと言えば、代表的なものは、やはりレッドウイングのペコスのようなルーズフィットのアメリカンタイプでしょうか。
パルッチのペコス風ブーツは、程よいボリューム感の中にも、足首から筒の部分にかけてのスッキリとしたラインやつま先にかけてのシルエットは、イタリア製らしいモダンで洗練された印象を与えますが、同時に、どことなく力の抜けたリラックス感を漂わせています。
それは、この絶妙のバランスからくるデザインにもありますが、何と言ってもこのカラーリングでしょうか。ネイビーカラーのアッパーとホワイトソールとのコンビネーションが、とても素敵です。このカラーリングが、よりリラックスした印象を与えます。これが、ブラックだとそうはいきません。全く違った印象になります。カラーは、何色かありましたが、迷わずネイビーのみを選びました。
たまたまその時、グレーのツイードのスラックスを穿いており、早速ブーツインしてみました。なるほど、これはまさに、常々、私の考えるリラックス感漂う大人のブーツインスタイルではないかと、勝手に確信致しました。


12月に入り、そろそろフェークムートン入りの、このブーツの出番でしょうか。
合わすボトムスは、色落ちしたインディゴジーンズ、オリーブカラーのミリタリーパンツやスエットパンツ、それに、フラノやツイードの季節感のあるグレーのスラックスなんか素敵です。特に合わせ易いブーツではなく、合わせるパンツやコーディネートは限定的ですが、その分、洒落た大人の余裕を感じさせてくれるブーツです。個人的には、私のようなブーツインスタイルとは無縁だった方にも、是非オススメしたいブーツです。
私も、この冬、大人の余裕を感じさせるリラックスした大人のブーツインスタイルに挑戦したいと思っています。

もちろん私の独断と偏見ですが・・・

PARRUCCI/パルッチ  ペコスブーツ  \33,600

カラー ネイビー  サイズ 39〜43  カウハイド 
mede in ITALY

2011年12月













     
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