私の独断と偏見で選ぶこの逸品

第48回は、RENATO PAGNANINI/レナート パグナニーニの真っ赤なスエードビットローファーです。





私の独断と偏見で選ぶこのコーナーにふさわしい靴が届きました。
真っ赤なスエードにゴールドのビットが付いたイタリア製スリッポンです。私は元々赤好きなんですが、歳のせいか赤いアイテムに過剰に反応してしまいます。(年配のオバサンが赤やピンクなどの派手な色を好むのに近い感覚でしょうか)
イタリアらしい発色のよい“レッドフェラーリ”と呼ばれる真っ赤なスエードにゴールドのビットが、変態っぽくて実にソソられますね。
こういう靴を作らせたら、英国製でもなく、日本製でもなく、やはりイタリア製です。レッドフェラーリと呼ばれる真っ赤なスエードにゴールドのビットが、どうかすると下品に映ってしまいそうですが、上質なイタリア製ならではの、この美しいフォルムからは、大胆な中にも上品な大人の色気が漂います。
とは言え、現実的には、かなりパンチの効いた靴なので、誰にでもオススメできる靴でもないのですが、どちらかといえば若者より、ちょっとハラの出てきた(出てなくても大丈夫ですが)人生経験豊富な味のあるオジサンの方が、この靴を素敵に履きこなせそうです。
この靴は、秋物としてオーダーしていましたが、真夏のこの時期、夏のコーディネートに取り入れてみてはいかがでしょうか。
私も、さっそく真夏のショーツスタイルに、上品に、そして大胆に合わせたいと思っています。

もちろん、私の独断と偏見ですが…


「ブランド名になっているレナート パグナニーニは、イタリアを代表する靴の一大産地である Civitanova Marcheに生まれ育ち、靴職人として修行を積んだ後、親族を中心に15人ほどの小さな工場で、イギリスやスイス、フィンランド等の靴ブランドやメゾンの下請けを手掛ける傍らで、自分の得意な“Tubolare製法”で自らの名前を冠した靴を大切に作っています。
Tubolare製法とは、金型を使って革を裁断し、手作業で縫い付けられるモカは美しく味わいの有る表情です。この製法の大きな特徴である中底を使用しない作りは、イタリア製ならではの、足馴染みの良いしなやかな履き心地と、美しいフォルムを生み出しています。」


RENATO PAGNANINI/レナート パグナニーニ
スエードビットローファー  \35,700  
カラー レッド  サイズ 40〜43
イタリア製
  
2012年8月












     
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