私の独断と偏見で選ぶこの逸品

第49回は、ルイスレザーの“タイトフィット411 サイクロン”と“タイトフィット402 ライトニング”です。





あの名作ライダースジャケット、英国の“ルイスレザー”が、満を持してEFGに登場です。ルイスレザーは、英国で最古の歴史を持つモーターサイクルジャケットブランドで、かつてロッカーズから、名だたるロックスターが愛用したことでも知られています。そして、現代に於ける全てのライダースジャケットに影響を与えたと言っても過言ではありません。
私自身、バイカーでもなく、パンク好きでもロッカーでもないですが、ルイスレザーはファッションアイテムとして、以前から気になる存在でした。ただ残念なのは、タイトに着ようとすると着丈が短いわりに、サイズ感が大きく、雰囲気は最高でも、ファッションアイテムとして、カッコよくスタイリッシュに着こなすには難しい存在でした。
それが、近年シルエットが現代的にスタイリッシュにモディファイされました。オールドファンやバイカーの皆さんが、納得するかどうかは別として、私の場合、普段着た時にカッコいいかどうかが全てです。
昔のロックミュージシャンが着ている写真を見ると、かなりピタピタでライダースを着こなしています。よく見ると、袖丈がメチャクチャ短くて、とてもチンチクリンに見えます。ピタピタに着こなすために、随分小さいサイズを着てたのでしょうが、でも、彼らの中で袖が短いことより、ピタピタ着こなすのが、最高にクールでカッコイイ着方だったのでしょう。
今回、EFGがチョイスしたのは、“サイクロン”と"ライトニング″のタイトフィットモデルです。色々なモデルがありますが、この2タイプが、最もウチの店らしくスタイリングできそうです。裏地には、ルイスレザーのイメージが強い、赤い中綿入りのキルティングタイプではなく、中綿の入ってないブラックナイロンタイプを選びました。より長いシーズン着用できて、スタイリングの巾も広がります。バイクに乗ることは意識してないので、あくまでもタウンユースでの着こなしを提案しています。
ハードなイメージをお持ちの方も多いとは思いますが、様々なコーディネートに相性がよく、EFGの提案するスタイリングに、とてもお洒落にマッチします。ハードなイメージのアイテムだけに、ハードなアイテム同士で合わせるよりも、小ぎれいでエレガントなアイテムやモードな匂いのするアイテム、そして力の抜けたナードなアイテムなどに合わすと、とても素敵に大人な感じで着こなせます。
個人的には、インナーに、フレンチなボーダーや白シャツに発色の良いキレイなハイゲージニットを合わせたり、キレイなストールを巻いたりしたいです。ボトムスには、ルーズなパンツや上品なスラックス、あるいはスエットパンツでハズすのも良いですね。足元は、上品なスリッポンや短靴だったり、スプリングコートやニューバランスのスニーカーでハズすのも素敵です。
どちらにせよ私の場合、このハードなイメージのアイテムをいかにエレガントに、またはナードに着こなすかがテーマです。
私は、ルイスレザーのWのライダースは、次の世代に残せる数少ない逸品であると思っています。是非、いい大人の皆さんに着こなして欲しいです。実はオジサンの方が、素敵に着こなせると思います。本当です。腹が出てても、とてもよく似合います。是非一度、試しに着てみて頂ければと思います。

もちろん、私の独断と偏見ですが…


Lewis Leathers/ルイスレザー
  
Tight Fit 441 cyclone/サイクロン  \134,400
Tight Fit 402 Lightning/ライトニング  \134,400
カラー ブラック  サイズ 34〜40
英国製
  
2012年9月


















     
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