私の独断と偏見で選ぶこの逸品

第53回は、マーカウエアのN−3Bです。





我々のような洋服屋では、流行る流行らないにかかわらず、ミリタリーテイストと言うジャンルは、常に何らかの形で存在します。
何故なのかと言えば、やはりミリタリーウエアの男くささに、男性の場合少なからず魅力を感じるからだと思います。
ミリタリーテイストはウチのようなメンズ一筋25年の洋服屋には、欠かすことの出来ないジャンルではあります。
毎シーズン各ブランドが、それぞれに、そのブランドらしさでミリタリーテイストを表現しています。そんな中で、今回私が独断と偏見で選んだ逸品が、マーカウエアのN‐3Bです。
私は、ミリタリーウエアをリアルさと現代的バランスとセンスで作らせたら、クオリティーも含めマーカウエアが随一だと思っています。

私の場合、リアルさだけを追求したミリタリーブランドに魅力は感じません。いくらリアルに再現したところで、実際に着たときにカッコ悪ければ意味が無いからです。リアルで高いクオリティーに現代的バランスと見た目のカッコよさを求めます。
私自身は、特にミリタリーマニアではありませんが、見ただけで、このN−3Bがいかに素晴らしいかは分かります。リアルなディテール、本物を超えるクオリティー、そしてカッコよさ見た目の美しさは、メイド・イン・ジャパンの最高の技術とマーカウエアのセンスが融合した、まさに日本で、いや世界で最高のN−3Bと言っても過言ではありません。
マーカウエアの中でも非常に高価でブランドを代表するアイテムの一つでもあるN−3B。やはり、そのブランドが表現する最高のモノを扱い、その価値を皆様にお伝えすることは、我々の様な洋服屋の使命だと思っています。





もちろん、私の独断と偏見ですが…

2013年9月

MARKAWARE/マーカウエア  
66NYLON TWILL N−3B   \126,000
サイズ 1、2、3   セージグリーン  ナイロン100%  コヨーテファー
 
日本製


※素材の66ナイロンツイルは、米軍のフライトジャケットに使用されるナイロンツイルを再現するために、アメリカ デュポン社の66ナイロン系を取り寄せ2×2の綾組織の織り上げたオリジナル素材。市中には同等の生地は存在しないため、マーカウエアは別注で生産し続けています。
また中綿も綿のグランドにウールの両面パイルを織り込んだ織物パイルをオリジナルで作製。これらにより他社が容易に作ることが出来ないリアルなフライトジャケットが出来上がる。そして、このクオリティーの生地を縫製できる工場は日本に一社しかありません。














     
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