平成26年2月議会 一般質問 

安田優子 一般質問

竹内南地区貨客船ターミナル整備事業について





 境港は、昨年、全体貨物量364万8431トンで前年比0.4パーセント増となり、コンテナ取扱貨物量では2万3398TEUとなり、定期コンテナ航路開設以来、最高を記録しました。

貨物の順調な伸展振りとともに、着目すべきは、これまで、内航の隠岐航路を除いては、物流のみの港であった境港が、DBS航路の就航やクルーズ船の寄港によって、人も集い賑わう港へと変貌しつつあることでありましょう。

DBS航路は、我が国唯一の環日本海定期貨客船として、旅客・貨物とも年々増加してきております。就航以来4年半にして、11万7430人の乗客を運んでおります。

しかしながら、その着岸する岸壁は、昭和北岸壁の漁港区域に隣接する貨物埠頭で、周辺には原木が野積みされております。旅客ターミナルは、緊急に仮設したものであります。

クルーズ船は、年々寄港が増えており、一昨年は16回で、本州日本海側で最多の寄港、昨年は、過去最高の17回で乗客も1万人を突破しました。今年も続々とオファーが入っており、昨年を大幅に上回る勢いであります。その中には、世界最大手の客船会社、ロイヤルカリビアン社からの13万トン級、乗客3千人の大型クルーズ船の10回以上の寄港オファーもあります。

これらの大型クルーズ船は、現在、昭和南岸壁に接岸するしかなく、原木の山の中、木皮が風に舞う中、悪臭の中で乗客を迎え入れております。

また、旅客ターミナルと離れているため、CIQ体制にも問題があります。

加えて、原木船等と係留が重複し、せっかくの寄港オファーを断らざるを得ない場合も生じております。 

境港の人流増を確保し、港勢の飛躍的伸展を図るためには、現在進捗中の中野地区国際物流ターミナル整備事業の早期完成とともに、竹内南地区貨客船ターミナル整備事業の一日も早い事業化が求められるところであります。

 

私は、かねてより繰り返し、この事業の必要性を訴えて参りましたし、知事も同様の思いでこれまで要望活動に励んでこられたこも承知致しておりますが、27年度予算化を確かなものとすべく、今現在の見通しと、決意の程をお聞かせください。

 

この竹内南地区貨客船ターミナル整備事業については、昨年4月に国交省の先導的官民連携支援事業にエントリーし、「境港におけるみなとを核とした官民連携事業」として、6月に、全国36件の応募のなかから選ばれ、採択されました。

以来、国から1千2百万円の費用を負担してもらい、官民で連携して、境港の人流・物流を活かした圏域の活性化に向けて、賑わいづくりの方向性や、賑わいづくりの核となるみなと機能のあり方について検討して参りました。

有識者や中海圏域の観光団体、経済団体、地元の経済団体や漁業関係者、中海・宍道湖・大山圏域市長会、関係行政機関から成る「境港 みなとを核とした官民連携による賑わいづくり検討委員会」は、去る2月21日に4回目となる最終会合を開き、これまでの検討結果を踏まえた最終案を了承し、来年度の着工を目指すことを確認したということであります。

 

計画では、国際フェリーや国際ローロー船、国内ローロー船の着岸する岸壁は、13万トン級の船舶寄港に備えて水深10メートル、長さ370メートルとする。

埠頭の旅客ターミナルには、2時間で2千人の出入国審査ができるCIQ施設や、待合ロビー、多目的ホール、観光情報カウンター、歓送芸用の屋上デッキ等が設置されることになっております。

バスターミナルや、大型バス30台、一般車両3百台分の駐車場も整備され、貨物ヤードも配置されております。

また、夢みなとタワーや温泉、お魚センター、夢みなと公園、大型ショッピングセンター等の周辺施設と連携した賑わいづくりと併せて、新たな交流・賑わい施設として、夢みなとタワーに水族館が計画され、新たな商業施設も盛り込んでおります。

こうした計画を見るとき、霊峰大山に抱かれた美保湾に入港する大型クルーズ船の雄姿とともに、これまでの物流を核とした港湾ではなく、国内外から人も集う新たなみなとのイメージがふくらみ、胸踊る思いを抱くのは、決して私一人ではないと思います。

過日も新聞の投稿欄に、この竹内南地区の変貌を期待して、地名も竹内団地から「夢みなと」に改称したら、とういう提案が載っておりました。

平成9年、180万人という観客を集め、大成功を収めた夢みなと博覧会の跡地に、今まさに、みなとを核とした新たな賑わいが生まれそうでありますが、知事は、この計画、構想に対して、如何様に受け止めておられますでしょうか、お伺いし、壇上からの質問とします。

                                 

   平井知事(答弁)

 

 安田県議の一般質問にお答え申し上げます。

 安田県議からは竹内南地区の国際貨客船フェリーターミナルにつきましてお尋ねをいただきました。

 ひとつには、この貨客船ターミナル整備事業の今現在の今後の見通し、それから決意はいかがかと、更にこの賑わいつくり計画構想がでてきたわけでありますが、それについてどういうふうに考えているのかというお尋ねでございます。

 議員のほうからお話がございましたように、だいぶ境港が活性化をしてまいりました。コンテナ貨物でいきますと、過去最高の出入りということになってきましたし、また、昨年1年間でのクルーズ客船の乗降客も1万人を超えるという、前では考えられないようなことになってきました。

 これは、一時のものではございませんで、勢いは増しております。議員のご指摘のとおりロイヤルカリビアンクルーズの話がございましたけれども、ボイジャーオブザシーズ、マリーナオブザシーズという3千人あまりが乗れる船、13万トンの船の入港の打診が既にきております。

 今まではなかったことがですね、境港で現実に起き始めております。

 それはなぜかというと、後段の方にもなりますが今、賑わい計画を作ろうということで作ってまいりまして、前月の21日に検討委員会のとりまとめがございましたけれども、遡ってもっともっと考えてみれば、賑わいを夢見た時期があったわけですね。

 それは、山陰夢みなと博でありまして、平成9年の7月から9月までこちらの方で博覧会が開かれました。議員がおっしゃった新聞への投稿もその発想があってということでありますが、改称したらというお話ではありますけれども、まあ、その夢みなと博の熱気は未来を見ていたわけであります。

いくつかテーマがありましたけれどもそのうちの中心的なテーマ、1番目のテーマが環日本海交流時代を開いていくというテーマでございました。

当時まだ中四国でですね、こういうジャパンエキスポというものが開催されていなかった時代でございました。そういうなかで、中四国各県からの協力も受けながらそういうブースも建てましたけども、海外の環日本海交流の相手先のブースも作りまして、そこに実際にそこから来られた方々が駐在をしていたわけであります。

後にモンゴルでの官房長になられる方なんかもこちらに来られたりしたこともあったわけでして、いろんな人のつながりがその時にできたわけであります。

当時は環日本海交流といっても緒に就いたところでございまして、それが今では江原道だとか吉林省だとか、それからモンゴル中央県や或いはロシアの沿海地方、更には河北省、こうしたところに加えて、大連もあの時は入っていたわけで、そうしたところとの交流は、今は当時と比べますと格段に拡充して中身も厚くなってきております。

その頃、なぜ夢みなと博をやったかといえば、それは平成に入りまして国際化というのが地域のテーマになってきたわけですね。

日本海側の自治体はこぞって環日本海交流ということを打ち出しまして、新潟であるとか富山であるとか、鳥取県もその一つでありますけれども、競うようにして対外諸国との交流を開こうとしてきたわけでございました。

次々に姉妹交流や縁組がなされ、更に人の行き来も始まる時期に夢みなと博が行われたわけでございます。

その時は地理的にですね、日本海側のほうに時代の中心がくるんじゃないか、東アジア、北東アジアとの付き合いにすれば、東京だとか太平洋ベルトでない日本海側のほうにこそ未来があると、そういうことでやったわけでありますが、山陰夢みなと博の時代はまだそれが夢だったわけです。その後、私どもも議会、あるいは住民、経済界の方々と一緒になって努力をしてきました。

特にここ数年で大きく様変わりをしてきました。

まあ、それはDBSクルーズフェリーという定期貨客船ができたわけですね。これは、山陰地方のみならず日本全国でもロシアと毎週行き来をするという定期路線としては他にはないわけでございます。
これはそういう意味で本来、近いんだから船を走らせることができるんじゃないかということでありましたが、実際にそれをやってみる話がなかなかまとまらなかったし、地域としての協力も不十分であったわけですが、我々も本気でこれに向かった結果として、今でも定期貨客船の航路は続いている。
これは他地域から見れば奇跡的なことだというふうにも考えられているわけであります。

そこに少しづつでありますけれどもに荷物が伸びてきています。

ロシア向けの荷物もそうでありますし、人間で言えば今議員がおっしゃいましたけども、近々12万人に達しようかというくらいお客さまが行き来をするようになってきました。こういうことで港が初めて本当の開港、開かれた港になっていき、国際港としての地位が高まってきているわけであります。

そのDBSクルーズフェリーというのは地理的な近接性というものから始まったわけでありますが、それを考えますとカリブ海や地中海のように海の中を楽しんで歩くというクルーズ客船を考えれば、対岸諸国に非常に近いポジションにいるということは、クルーズ客船航路の引き込みにはメリットがあるわけであります。

新潟だとか小樽だとか当然そういったところも入っていますけれども、それ以上に境港が賑わっている。これは九州も含めてですね、中国大陸に近いところが段々と脚光を浴びてきた証でもあろうかと思います。

夢みなと博のころに、夢で終わっていたものが、今では現実に形になり始めているわけであります。そして、来年度、いっそう航路が入ってくることになりまして、今もおっしゃったような様々なクルーズ船が入ってくるわけであります。

私たちは、更に国内にも目を向けております。今までミッシングリンクといえば、陸のものであり、また空で航空路線が充分でないところでしたけども、スカイマークが入って、それから高速道路が繋がってくるということになってきました。

海での国内路線はどうかといいますと、実はミッシングリンクとなっています。舞鶴から西側のほうには、そういう定期的なRORO船のような貨物航路がないんですね。

この意味でまいりますと、私どもは努力をしないといけないということで、昨年3回に渡りまして、栗林商船といわば、相通ずる、心通じ合いまして、我々も支援して、まずは実験的な航路を走らせてみようじゃないかということをやりました。

  果たせるかな、貨物はもっとございました。それで船社側もこれを継続的に自らの努力でやってみてもいいということでありまして、新年度はこの国内RORO船分野でも、定期航路とまではいきませんけども、準定期的にある程度の頻度で船を走らせてみようと。    

ただ、今、新造船のことだとか、船の再編がありまして思いにまかせないところがありますが、そうした航路へ今、乗り出そうということになってきております。

海外の貨物につきましてもコンテナが過去最高に増えてきたというお話を申し上げましたように国内、国外を通ずる船の新ルートが開けてきているわけでございます。

しかし、港の機能は相変わらずでありますので、これに早急に手を打たなければなりません。そういうことで、議会とも一丸となって国に対して働きかけをしてまいりました。

私も国会議員の皆様から、色々なお話を伺いますけども安田議員からもかなり熱のこもった叱咤、激励もを受けたという国会議員の方もいらっしゃいまして、そういうことで火がつきまして、議員のおっしゃった竹内南の定期貨客船航路は、これで随分馬力がかかったと手応えを感じました。

中野岸壁で今、整備を進めておりますけども、昭和南に入ってくるのは、やはり、貨客船、お客様が乗ってくるにはあまり都合のいいところではありません。

また、昭和北の方のDBSクルーズフェリーが入ってくる岸壁もこれも周辺に漁港があったり、貨物の具合であるとか、あまりポスピタリティとしてはいいものではございません。

やはり、夢みなと博の時に私たちが山陰みんなで夢を見たのを実現するときがきたんだと思うのです。

そこに大きな貨客船が入ってくる。また、毎週のように定期航路で海外と結ばれる。外国の方も来られ、日本の方々、地域の方々も憧れを感じる、そんな港のまちが出来上がる。それをやるときがようやくやってきたのではないかと思います。

だいぶ風向きも変わりまして今が最大のチャンスが巡ってきたと思っております。

その意味でですね、ぜひ、新年度に入りまして概算要求を平成27年度に向けて要望するときがきます。これが勝負どころになろうかと思います。ぜひとも事業化に向けて国が動くように、我々としても総力を挙げてやってまいりたいと考えております。

私自身も中原政務官であるとか、もちろん大臣や副大臣も含めまして度重ねてやってきました。

1月、年を明けてから中原政務官にお会いすることが出来まして、要望させていただきましたし、CIQも重要でありますので谷垣法務大臣にも直接、年明けに面談をさせていただき要望させていただきました。

谷垣法務大臣も今、これほど境港にお客さんが入ってくるとは思わなかったと。舞鶴なんかもございまして、谷垣法務大臣の地元といえば。

そういう意味で日本海側の港の重要性というのはよくわかると。色々とCIQのこともですね、これから増やしていかなければならない。現に年末まででいえばですね、     ビジットジャパンは大変な成果を挙げつつあるということが数字でも見えてきて1千万ということになってきたわけです。              

また、そういうことから考えますとどんどんお客様も伸びてくるわけでありますからその受け入れるだけの体制作り、これも大臣として大切だというご認識がございました。

また、仲原政務官と面談したときもそうですし、その他の色々な要望活動のときもそうでありますが、今境港ではですね、官民連携によります研究会が進んでおりました。この状況を見てですね、ぜひ、対応を考えていきたいという力強いお言葉もでてきてございます。

そんな意味で環境も整いつつあると思いますので、これから年明け、向かってまいりたいというふうに思っているところでございます。

その賑わい作りの計画についてでございますけれども、大きく分けて3つの賑わいのポイントというのを考えてたところでございました。

これは、地元の方々、有識者の方々、当然国交省等の御当局にも入っていただきまして検討してまいったわけでありますが、夢みなと博のときの夢が形になってくる、それを人それぞれの委員の方々の頭におきながら、意欲的なビジョンを作っていただけたというふうに思います。

ひとつには、賑わい作りのこととして観光客をいれるとかですね、それから、ターミナル周辺での賑わい作り、というようなことがございました。

これらにつきましては、フライアンドクルーズといいますけども、この米子鬼太郎空港等と兼ね合わせましてですね、まずは、境港に入ってきていただいて、竹内からあちこち、クルーズ船で旅をしてもらうと。

そういう、いわゆる起点か終点かそうした基地として活用していただくことをぜひ、考えていってはどうだろうかというような構想でありますとか、また、議員の話にありましたように水族館、商業施設、或いはまんが王国関連施設、こうした、例示的な位置付けになっておりますけども、こうした賑わいのスポットも考えられてはいいのではないか。こういうようなアイデアも寄せられたところでございました。

二つ目には港湾計画の元になるものが示されたわけであります。議員がおっしゃいましたように水深でいえば、マイナス10メートルレベル、それから長さでいきますと370メートル。従来、言われてたものよりもひと回り大きな計画にすべきだということになりました。

また、観光客等々の受け入れからしますと、これについてはですね、20ブースの

これは法務局関係でありますけれども。出入国の管理のラインを作ろうではないかと、等々ですね、従来の仮設ターミナルでやっているものよりも3倍増とか、そんな飛躍的な処理能力を持ったCIQ体制を作ろうということにさせていただいております。

併せてですね、様々な集会やコンベンション的な施設、それから治安維持機能、駐車場等のゲートウエイ機能等々組み合わせまして港湾としての計画作りをしたところでございます。                          

あともう一点としてはですね、いわゆるリダンダンシーでありますけれども、防災都市の機能ですね。

太平洋側等の他の港の機能をやられたときに、こちらの方が代替でやる。或いは、耐震岸壁等の港としてのリダンダンシー機能、このようなことをですね、盛り込みまして今回賑わい作りの計画ができたわけであります。

これは従来の夢みなと博以来のものでございまして、それがひとつの形として今、結ばれようということになりました。

夢みなと博が終わってからも、竹内団地は徐々に空き地が埋まってきておりまして大型の商業施設であるとか、お魚センターも結構お客さんが最近は入ってくるように変わってきておりますし、更に色々と魅力的なですね、工場その他の産業施設もあり、このたびは日本水産系のところの加工場が出来るという構想が飛び出したり、オークさんのような地元の企業の拡張計画が実現したり、こんなように順次ですね、どんどん竹内の活力も上がってきているところであります。

こうしたことを考えますと、いずれこれが着工されて先々を見越したまちづくりに繋げていかなければならない。その為のゾーニングは必要なのだろう思うんですね。

 私自身も事務局の方に申し上げたんですが、多少レンジを広げて議論した方がいいんじゃないかと申し上げまして、例えばヨットハーバーがありますけども、ヨットハーバーも大きな魅力になります。それから温泉館もありますから、そういう温泉施設であるとかそうした周辺のところも含めてですね、ひとつのパッケージとして楽しめるところ、魅力のある港まち、それを考えられるんではないかなと思いました。

 議員から改称してはどうかという新聞の投稿のお話がありましたが、地名の制定権は市議会であり、市役所にありますので我々で申し上げることはないですけども、ただイメージから言えばですね、国際港でありますのでポートタウンとでも言うべきような、最終的にはそういうゾーニングをしてですね、今後はビジョンを考えていくそういう段階に入ってきたかなというふうに思います。

 いずれにいたしましても、議員の方からもご指摘がございましたように重要な時期を迎えていると思いますので竹内南フェリーターミナルの整備に向けて全力を尽くして参りたいと思います。     

 

                                   

 

〇 安田議員 (追求質問)

 

ご丁寧な答弁をいただきました。

平成9年に環日本海交流、海の向こうの国々との交流を願って開催された夢みなと博覧会の、私たちの期待が今現実のものとなって竹内南という地域において花開きそうだなというのが私自身も実感いたしております。

その核となったのが、やはりDBS航路の就航であったのではなかろうかなと。一番の竹内南を私たちが主張する場合にその核になるのはDBSが就航していることだと。  

そういう点において航路の就航に尽力されました平井知事に対しては本当に敬意を表したいと思っております。

そして年々増えてきておりますクルーズ船について、計画では2025年には、58回を計画しているようであります。

夢ではない、そういうところまで今たどり着いているわけでございますので、これからが概算要求、大事な時期だと、手ごたえは充分感じているという知事のご発言に大変意を強く致しておりますので、どうかこのチャンスを逃すことなく今後とも実現に向けて頑張っていただけたらと心から願っております。

計画につきましても様々なご回答をいただきました。

本当にこれからポートタウン竹内南といいましょうか夢みなとといいましょうか、そういうまちが私は、あそこに岸壁が出来ることによって夢ではなく本当に実現するんではなかろうかなというふうに期待をしております。

そこで追求質問なんですけども、この賑わい作りの法策の一例として水族館というのが挙げられております。

これをぜひ私は、実現をしていただきたい。県立水族館として作っていただきたい。こういうふうに考えております。

昨年の2月議会でクルーズ船対応について質問をさせていただきましたが、クルーズ船の寄港地はそれぞれに自分の港の地元らしさというものを最大限売り込んでポートセールスをしているわけです。歓送迎に努めているわけでございす。

飛鳥Uの寄港地として有名な大船渡は、漁港であることを前面に押し出して歓送迎に努めて人気を博しているわけでございますが、私が紹介いたしました輪島港は、この大船渡に習ったポートセールスをし、そしてクルーズ船を迎えている港ですが、クルーズ船の人気ランキングにおきまして、博多港を抜いて第7位になったということで、ちょっと私たちも視察に行った輪島の港は、境港が羨ましいと言っていた小さな港なんですが、びっくり致しました。

ことさらさように、地元らしさというものを売り込むことは大事だと思うんですが、境港ももっと境港らしさというものを売り込んだポートセールス、歓送迎をすべきではないかと考えるところです。

一方でですね、境の漁港、これは昨年の水揚げ13万6千トンで銚子、焼津に次いで全国第3位の漁港であるわけです。                  3355

日本海側では最大の漁港です。カニとマグロでは日本一であるわけです。私はこのことをもっとアピールしたらどうだろうかと、アピールすべきだと思うんです。漁業のまち、境港、水産県鳥取県、そのことを売り込む。らしさのシンボルとしての水族館というものをぜひとも作っていただきたい。

竹内南岸壁が、知事が頑張ってくださって出来上がる頃には、県営魚市場のほうも高度衛生処理型の市場となってリニューアルされて、見学者の受け入れも可能になる頃だと思います。

それから先度決まりましたが仲卸センターのほうも民営化されて飲食も可能となってまいります。

クルーズシンポジウムやそれからタウンミーティングでも指摘されました魅力あるまち歩きや境港だったら、おもてなしに寿司というのはどうであろうかと、そういった指摘に対しても境港は水木ロードもありますし、応えるだけの体制が漁港サイドとしてもできるのではないだろうかというふうに考えます。

地元では市はもとより商工会議所、観光協会、水産振興協会、それから市民の皆さんもこぞって水族館建設を待ち望んでおられるわけです。

こうした地域の特性を生かし、観光客や地元の人がともに楽しめる賑わいの場としての水族館、夢みなとですので未来が見える、夢のある水族館というものをぜひともこの構想を実現していただきたいと私は考えるのですが知事の御所見をお聞かせいただけたらと思います。




 

 

        平井知事(答弁)

 

安田議員から水族館の構想につきまして、お尋ねをいただきました。

今回の検討委員会のほうのビジョン作りの中で水族館という考え方が浮上してきまして、今の一つの思案的なたたき台のモデルでしょうけども、例えば夢みなとタワーの1階部分に水族館を設置してはどうかと、こういうような絵が描いてあります。
 これは、これから議論していきますということで添え書きがございますけども、いずれにしましてもこういうアイデアが入ってきました。

実はこの件につきましては境港市からも再三にわたりましてお話を伺っております。中村市長からはですね、自分の夢だというふうに熱っぽく語られまして、何度もこの件につきましてはお話をいただいております。

検討委員会のプラン作りもオープンな形でいろんなご意見をいれるような形でやっていますので、今回のようなこういう絵柄ができてきたというふうにご理解をいただければと思います。

境港市長ともお話をさせていただく際に色々とやりとりもあるんですが、これからまだ議論が始まったばかりですのでこれから皆さんで、県民のあいだでこういうもの、ああいうものということで水族館の是非も含めて色々な議論がでてくるんだと思います。

 それについては色々議論していただいた上で仮にやるということになった場合には境港も市としてはですね、自分の方でも主体性を発揮してこれについては考えていきたいと、市と県と二人三脚でそうしたアミューズメント施設を考える構想なのかなというふうに、今伺っている感じでは思っております。

いずれにいたしましても、港のなかに一つ、二つ、モデル的な集客にもある程度役立つようなものがあっていいのかなと思いますが、その作り方等はこれから色々なご意見がでてくるだろうと思います。

議員の方でおっしゃいましたように大船渡や特に輪島がですね、最近も有識者の間で指摘をされていますが、漁船が出迎えに行って大型船を迎え入れるようなところにお客様が旅情を感じるということだと思いますが。

そうした地域ぐるみでの取り組みがですね、功を奏して人気が高まっているという例も出てきております。

議員もおっしゃるように境港の場合は、妖怪とさかなのまちでありますので、さかなは一つシンボルであると思いますし、これからまだまだ漁港の機能も高まってきますから、将来を考えていいだろうと思います。

特にクルーズ船に乗ってくる方々は、その土地土地の食べ物に興味があるわけでございまして、その辺が我々としても狙い目だと思うんですね。

その意味で魚などグルメを嗜好したそういうゾーニングだとか、展開があっていいと思いますが、今も、魚センターもあれば、お寿司屋さんもあれば、飲食店もありますどもそうしたことに磨きをかけていくのかなと思います。

そういう意味で水族館といってもですね、漁業と関連づけたほうがいいのではないかとこういうアイデアも当然あろうかと思いますし、境港市長もそういう主旨のことをおっしゃっておられました。

規模とかのことでいきますと、水族館というのは実はピンからキリまでございましてその大きさだとか、事業費のこととかを言ってもですね、それはいろんなものがあります。そういうなかで、本県で言えばかにっこ館のような施設もあります。多分、あの絵を見て夢みなとタワーの1階部分というとかにっこ館くらいかもしれませんけど、そういうあまり、大きな規模ではないのかなと思いながら、絵柄を見させていただいております。

水族館はですね、非常に難しさもございまして、かにっこ館でも何がお金がかかったかというとだいたい8億9億くらいかかっています。
 やはり、水回りに結構お金がかかるわけです。海水を汲み上げてきてフレッシュなかたちで水槽に供給しなければいけません。
 そうしないと活きのいい魚介類が育たないわけであります。

また、当然生き物を相手にしていますので、展示してある水槽が全てだと錯覚する人は多いんですけども、バックヤードがありまして、魚の命というのは人間ほど長くはないですから、どこかでお亡くなりになるわけでありまして、その意味で入れ替えなければいけないわけであります。

そうすると、普段からそういう展示に堪えうるような栽培漁業を片方でやるわけでして、いろんな珍しいものもありますので、結構難しい作業で専門家も必要です。
 そういうことをバックヤードで色々やりながら、初めてそこで展示用が出来てくるとでございます。
 あと、仕掛けを申しますと実はかにっこ館のお魚はですね、結構境港から来ています。
 漁業者さんの厚意で提供してもらっているもの、それがひとつの経営資源になっておりまして、そういう意味ではかにっこ館とある程度連携を持ちながらですね、合理化していうというやり方もひょっとしたらあるかもしれません。

ただ、色々な工夫が必要な施設であることは間違いないと思われます。

これから色々と県民の皆様を交えて議論がなされたことをですね、一定の時期にまた総括をさせていただいて最終的に本当にどういうようなアミューズメント施設というものを考えるのか結論をまとめていきたいと思いますし、議会とも折りに触れてその検討過程でご相談を申し上げたいと思います。

いずれにいたしましても、ひとつの夢のかたちとして今回計画の中にも絵柄が示されたわけですから、重要な選択肢として検討に供してまいりたいと思っております。                     

 

 

 

 

〇 安田議員 (追求質問)

  

知事からは、計画に載っているものですから今後とも検討していきたいというようなご答弁だったと思います。

私は、お隣の島根県はアクアスとゴビウスという2つの水族館を持っておりますし、全国で100箇所以上の水族館が今、あるわけでありまして、やはり水産県鳥取県に一つも水族館が、まあかにっこ館が水族館のひとつだといえばそれまでなんですが、ないというのもまたおかしい話ではなかろうかというふうに思っております。

やはり漁業、水産業に携わる人たちの誇りといいますか、生きがいといいますか、そういうものも感じ取っていただきたいなと、そういうものを反映した西日本有数の港、境漁港というのがNHKのキャッチフレーズで、いつもニュースのときに流されるわけですが、西日本有数の港であり、日本海側最大の漁業のまちである境港に、ぜひともふさわしいですね、
 そこで働いている人たちが、誇りを感じられるような水族館というものを造っていただき、それがまた、環日本海、対岸諸国の人達、あるいは世界の人たちと夢を共有できるようなそういう水族館を造っていただきたいなと。

そうすることによって夢みなと、竹内南地区が今後とも益々、港として交流の場として発展していくそういうまちづくりというものをぜひとも願っております。

造るからには、やはりそれなりの物を造るんだという気持ちで向かっていただけたらなということを申し添えておきたいと思います。

最初からかにっこ館と同じようなものを境港にも造ればいいんだろうというようなことでは、ちょっとこれはいかがかなというのが私の思いでございますし、そういう声も聞こえてまいります。
 今後とも県民の皆さん、そして境港市ともよくご相談をいただきましてぜひとも実現の方向に向かって進んでいただきたいと願っております。 ご感想がありましたら、また加えていただけたらと思います。    

それから、追求質問の2番目であります。

計画作りにも大きな結果を発揮しました境港管理組合でございますが、発足から半世紀を経て、この境の港が発展する為には、本当に大きな力になったんだろうというふうに私は総括をしていいと思っておりますが、管理組合は今、境港駅前の水木ロードの入口にある隠岐汽船が発着するところの交流館に入っているわけでございますが、境の港昭和町とか今後、竹内南或いは竹内北のほうにも港があるわけですが、外港の方に拠点が移っていくんだろうと思うんですね。
 
そうすると、今の場所にずっとこのままいていいのだろうかと、私は思い切って今度できるターミナルに居を移したらどうだろうかということを提案させていただきたいと思っているんですが、知事のご意見はいかがでございましょうか。お尋ねをさせていただきたいと思います。

 

 

 

        平井知事(答弁)

 

安田議員から重ねて夢みなと地区につきましてのお話がございました。

まず、水族館についてでありますけどもこれは、21日にまとまったばかりで、議会の方でも常任委員会の方でもご説明をさせていただいたばかりの話でございます。

今、スタートしたところですので、これから衆知を集めて検討させていただきたいというふうな主旨であります。

もし、そこに動くのであれば、アクアスだとかゴビウスだとか色々な水族館等も調べてですね、どういうような形態がありえるのか、この辺を調査をしながら検討していくということだろうと思います。

その際、かにっこ館もひとつの例示としてですね、やはり調査の対象としていただいて、色々と比較、検討していただくというようなことではないかなとに思います。

これは、例えば集客力を目指してですね、大きな水槽を作ったとします。

それは格段に事業費が変わってきます。ですから、かにっこ館の時もそうだったんでありますが、検討過程の段階ではもっと壮大なものを造るはずだったんですけども、大変お金がかかるということでですね、喧々諤々の議論がありましたが、大水槽は無い形で今やっているわけですが、その意味では経営的には年間3500万位、お金がかかっていますけども、大きな水族館よりもメンテナンスは相当低くなるということになります。

ただ、果たして魅力としてですね、或いは境港の地域性などでどういうものがふさわしいのか等があろうと思います。

 地元のほうで聞こえてくる声では、いわしだとかそうした地域で漁に揚がるようなもの、そういうようなものを主体に考えてもいいんじゃないかというお話もあるようでありまして、色々とこれはご意見がですね、別れるといいますか多種多様だと思います。   

今、議論のスタート点でございますので、これは真摯に向き合いながら、我々県としてもそうした調査、検討に参加をしてまいりたいと思います。

次に境港管理組合の立地場所についてご提案がございました。

これは詳細は県土整備部長からお話を申し上げたいと思います。これは、またアミュージメント施設とは違いまして、実務の問題でございますので実務上どこに事務所があるのが利便性が高いのか、そうした観点で、まだ出来ていない話でありますから、できるかどうかなったところでですね、今後じっくり検討する話だろうというふうに思います。

境港は実は広うございまして、あれは、鳥取島根両県にまたがるところでございます。
 その必然ゆえにですね、境水道は管理組合の事務では以外に大きなウエイトを占めております。境水道を通って江島のほうにいくとかですね、それから境水道沿いにも停泊施設がございまして、船の数でいくと結構多いです。

そういう意味で昭和南だとか、竹内地区等も含めて考えても船の数でも境水道側のほうにウエイトが6割、7割のレベルになると思います。

更に旅客の、人の出入りでいいますとこれも昭和南や竹内の新しい新ターミナルができたとしても1番大きなお客さんでいいますと、隠岐汽船のお客様でございまして、境港と直結したああいうターミナルがあるということは、非常に大きな意味合いがありまして、そこに実はお客様の中心がいらっしゃいます。

そうしたことだとか、或いは実務でいいますと港湾関係者の届出等もございまして、そうした届出等をされる方の利便性だとか、総合的に考えていかなければならないと思います。

議員のほうのご提案もございましたので、選択肢の一つとして、今後検討させていただくことになろうかと思いますが、そうした様々な観点でですね、慎重に検討すべき事柄だということだと思っております。

 

                              

 

〇 長谷川具章 県土整備部長 (補足答弁)

 

  管理組合の立地場所について補足の答弁を申し上げます。

境港管理組合は駅前にございます。一部事務組合として設立されて以来、概ねその位置におりますし、一部事務組合ですので鳥取島根両県の港湾運営を行っております。

 岸壁の延長は約11qございます。そのなかで駅前と或いは竹内南とで岸壁であるとかお客さんの扱いを比較試算してみました。

岸壁としては境水道の岸壁であるとか、或いは昭和北の岸壁等々に行きますと貨物の扱い量はだいたい三分の二が今の現位置に近いということ、そして竹内南に出来た場合は三分の一が南のほうに近いという状況となります。

それとお客様を見た場合は、今は国内の隠岐汽船がございますので、お客様でみると

だいたい6割が今の位置のほうで扱っている。将来のクルーズの需要を見たとしても竹内南のお客さんの扱いは全体の4割という状況が試算されております。

それと境水道は非常に多くの貨物船等が行き来します。

年間3千隻でございますので水道の幅が狭いとか或いは潮流があるとかで、特に江島に行く場合の大型船は管理組合の行き交い調整ということで船とのやり取りを頻繁にやっておるということでありますので、あの位置に管理組合があるということは、境水道の安全運航の観点からも大きな意義があるのかなと、このように考えております。

それで、この件については、ご意見もありましたので慎重に検討すべきことというふうに思っておりますし、まずは両県の港ですので、島根県の意見も聞いてみないといけませんし港湾関係者の意見も聞いてみたいとこのように考えております。

以上でございます。

 

                                

 

〇 安田議員 (追求質問)

 

さっき、かにっこ館に大きな水槽を置くはずだったという話がでました。ご紹介なんですけども実は島根県のアクアスというのは本式の水族館であるわけですが、ゴビウスというのは出雲にある、こじんまりとした地域密着型の水族館です。

アクアスのほうはですね、確かに大型なんですが年間収入と年間支出を比べると2千万ほどのあい差なんですね。だから、かにっこ館は3500万お金を毎年使っているわけですがそういう面から考えると、さほど違いがないのかなということを指摘しておきたいと思います。

ゴビウスのほうは収支トントンで経営されているようでございますので、こじんまりしたものを最初から造ればそれで安全というわけではないということを指摘しておきたいと思います。

それから、管理組合の件はご検討を願えたらと思います。

 私はですね、これから、境港湾の新しい舞台となる外港に管理組合が司令塔として存在をしていただけたらなと、ターミナルに入っていただいて司令塔機能を発揮していただけたらなという願いでございます。

次にいかしていただきたいと思います。

港湾の整備、今、竹内南に頑張っているんですけどもこれは整備と一緒に陸上のアクセスと一体的に整備されないとその港湾機能というものも充分には発揮されない、過去におきましても境港湾について、今の昭和町がが完成したのも昭和42年であるわけです。
 その翌年の43年には外浜産業道路、今の431の原型になっているわけですが、これが完成しています。

それから国際コンテナターミナルが開始となったのは平成16年ですけど、この秋には今有名な江島大橋が供用開始になっているという、そういう事実があります。

何が言いたいかといいますと、竹内南岸壁が出来ても今米子―鳥取間、山陰道としてもどんどん高速化されつつありまして遠からず開通するわけでありますが、境港から米子インターまで相変わらず40分とか45分とかかかっていたら、クルーズ船のお客さんを鳥取砂丘まで、或いはジオパークの紹介ができないじゃないですか。

このことを私は指摘したいと思います。本来であれば竹内南岸壁整備は米子―境港間の高速道路事業と一体的に考えなければいけない課題ではなかったでしょうか。

平成2410月にクルーズシンポジウムがあったときに、カーニバルジャパン社の木島栄子さんが、これはクルーズ商品を取り扱ってらっしゃる方でありますが、今の道路事情では境港から鳥取砂丘へは時間がかかってオプショナルツアーには入れにくいと、はっきりおっしゃっておられます。

私、平成246月議会で米子―境港間の高速化についてここで質問をさせていただきました。

その際、ご答弁で勉強会を開いて検討をしていくということでありましたが、その進捗状況についてお伺いをしたいと思います。

                                  

 

 

        平井知事(答弁)

 

安田議員から境港と米子を結ぶ高速道路計画についての勉強会の進捗状況ということでございました。

詳細は県土整備部長からお答えを申し上げたいと思います。

いずれにいたしましてもミッシングリンクがここに存在することはあるわけでございまして、かつての計画路線の話もございます。

これは只、関係自治体と意見をこれはバックに住民がいますので、住民の皆様、関係の自治体とよく意見調整をしていかなければならないところでありまして、そうした意味での今、意見交換会を重ねているところでございます。

これは中長期的な話があるかとも思いますけども、私どもの山陰全体で考えてもですね、日本全体の高速道路ネットワークを考えても、是非とも今後繋げていかなければならないことが存在すると思いますので、精力的に検討を進めてもらうようにして参りたいと思います。

 

 

 

〇 長谷川具章 県土整備部長 (補足答弁)

 

 米子―境港間の道路のあり方勉強会について補足の答弁を申し上げます。

 この米子―境港間の高速道路は、全国的な高速道路ネットワークの構築ということで昭和41年今から約50年前に高速道路ネットワーク網の予定路線ということで指定されております。

 その後、米子インターチェンジから米子北インターチェンジまでは、約5キロは整備計画が設定されましたけども平成18年に当面着工しないということで凍結と、皆様ご承知のとおりだと思います。

 ということで米子北インターチェンジから境港までは基本計画すらないということですので、この状況についてどうするかということを関係自治体、これは国が事務局となって県、二市、一村で勉強会をたちあげたということであります。

 第一回の勉強会は平成248月ということですが、それ以来3回行っております。

 第一回は地域の特性ということで、地域の人口、産業とか道路の状況について、整理をし意見交換を行いました。

第二回は、昨年3月ですけども、地域の将来計画、マスタープラン等、或いはまちづくりの方向性や市町村がかかえてる課題について整理をし意見交換しました。

第三回は、昨年9月ですけども、ここでは地域の観光、物流、企業進出等の現状と課題、そして道路につきましては交通流動とか交通渋滞の現状と課題というのを分析し、

意見交換を行ってまいりました。

 このなかで、二市、一村、それぞれ地域には色々な事情、考え方があるというのが明らかになっております。

 その背後には知事が申し上げましたように、住民という方々もおられます。或いは市議会というのもあるということもあります。

 一方で新しい動きもでてまいりました。といいますのは、中海架橋でございます。これにつきまして安来市は中海架橋費用対効果調査経費というのを予算計上しております。
 これは
900万円であります。これにつきまして米子市もこの2月議会で2分の1を負担するという議案を提出されているということでありますので、この中海架橋は弓ヶ浜半島の構図の流れに少なからず影響を与えるというふうに私どもは理解しておりますので、この調査の結果も参考にさせていただきながら、更に議論を深め、これは50年の間の予定路線でありますので、今後必要な路線であったとしても、やはり中長期的な課題ということになろうかと思いますので、充分に議論をし、さらにこの二市、一村で合意形成計れるように勉強会を積み重ねてまいりたいとこのように考えております。

                                  

 

 

 

〇 安田議員 (追求質問)

 

道路のことでございますが、先度私が質問したときに申し上げましたとおり、港湾から23キロあるインターまで40分、50分かかるというのは、日本海側の港のなかではワースト1であると、境港は。そういう事実もございます。

色々事情もお有りのようでもございますし、真っ直ぐにはいかない勉強会ではあろうと思いますが、今、島根原発の避難道路のことにいたしましても大きな課題として431のことが出ております。

クルーズ船の客ニーズに対する対応も含めてですね、港湾の物流をどうするんだとか、大きな課題を抱えている道路事情でございますので、ぜひとも勉強会のほうは、順調に初期の目的に沿って進めていただきますようにお願いをさせていただきたいと思います。

今日は水族館のことを主に取り上げさせていただきました。夢みなと博の夢が実現するような花開くような地域になってほしいというのが私の願いでございます。

その地域にふさわしい交流拠点としての賑わいの一例としての水族館でありますのでその方向に沿って実現できるよう重ねてお願い致します。

 

 




 

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