CDROMドライブのないパソコンにOSをインストールする方法

YahooオークションでIBMノートパソコン(ThinkPad380E)
を手に入れました。送料、振込料を入れても2万円ちょ
っと。安い買い物をしたと喜んだのもつかの間、スイッチ
を入れてみるとNO SYSTEM ERROR。完全にフォーマ
ットしてありました。著作権があるのでオペレーションシ
ステムが入ってないのは当然といえば当然ですが、こ
の手の商品はフォーマットされずに出品されるのもあり
淡い期待を持っていましたが間違いでした。しかもCD
ROMドライブが無い
。幸い起動ディスクがありフロッピ
ディスクドライブも付いていましたのでまず、とりあえず
ハードディスクが立ち上がるようににシステムを入れる
ことから始めました。フロッピードライブに起動ディスク
を入れスイッチオン。
MSDOSのプロンプトで   A:¥SYS B: エンター
CDROMドライブなしでどのようにOSをインストールするか
を考えた。まず思いつくのがフロッピーディスクに分割し
てインストールする方法だがCDROM一枚分を分割する
方法は気が遠くなりそうなのであきらめた。次にシリア
ルポート経由で
ファイルを転送する方法を考えた。
左の写真はRS-232Cの クロスケーブルでパソコン同士
を繋いでデータの転送を行う。どうもこれが一番現実的な
方法のようだ。インターネット上で転送ソフトを探すと
MSDOSver6.2に付属するInterlnk.exeが有名だが
何処にもない。そこでたどり着いたのが無料の
転送・受信ソフトSTRである。下の写真はそのプロトコ
ルが示されている。
早速CDROMドライブのあるパソコンでCDROMを丸ごと
ハードディスクにコーピーした。それが済むとパソコン同士
をクロスケーブルで繋ぐ。次に双方のパソコンをDOSのプロ
ンプトで:>STR P エンターでシリアルを選択。それから
ノートパソコン側を受信状態にするため:>STR R エンター
送信側を>STR T/R エンターとすると送受信が始まる。
しかし予想されたこととはいえ大変な時間を要しました。
約10時間位の後(感覚的に)にすべてのファイル転送を
終えてノートパソコンのDOSプロンプトで:>SETUP エンター
でOSのインストールを開始。1時間後くらいにめでたく右の
写真の様になりました。先日パラレルのクロスケーブルを
購入しました。試したところシリアルの5〜6倍は早く転送
出来ました。

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