UO日記番外編〜先人に聞く〜
某日
福岡@Wotarsia管理人のもとに一人の来客が訪れた。
それは香川から仕事の為に来ておられる先輩だった。
どうやら部屋の鍵を部屋のツレの方に持って行かれた為、部屋に入れないらしい。
福岡の部屋は本気でせまい。下手をしたら足の踏み場が無くなるほどである。
先輩
「すまんね」
福岡
「いやいや。えれぇせまくて申し訳無いです」
先輩
「いや。全然大丈夫。助かった〜」
先輩
「お。パソコンもっとるんね」
福岡
「はい。ネットやってます」
先輩
「金かかるやろー」
福岡
「全くです。特に俺なんかネットゲームやってるから・・・」
先輩
「ネットゲーム?何やってる?」
福岡
「ウルティマ・オンラインです」
先輩
「UO・・・俺と同じゲームを・・・」
福岡
「うお!まじっすか!」
丁度キーボードの横にあったUOのプレイガイドを見せる。
福岡
「これっすかぁ!」
先輩
「ん?ああ。これ説明書?俺とかUOが出た初期からやってるからな〜」
UOセカンドエイジの取扱説明書を見る先輩
先輩
「まだいいよなぁ。これとか日本語だし。初期のUOの取説は全部英語やった・・・」
福岡
「ぐお・・・英語ッスか・・・」
先輩
「で、紙切れが1枚入ってて、
日本語で『まぁ、がんばってくれや』
みたいな事が一言だけ書いてあった」
福岡
「き・・・厳しすぎる・・・」
先輩
「しかし俺はもう引退してしもうたからなー。一応やってはいるけど。」
福岡
「ほぉ・・・」
先輩
「今、どこのシャードでやっとるの?」
福岡
「IZOMOです」
先輩
「あー。IZUMOか。俺がやってる時は日本シャードなんて無かったからな〜」
福岡
「外国シャードですか」
先輩
「うん。回りの9割5分が外人だったよ・・・」
福岡
「すげっ!日本語皆無ですか・・・」
先輩
「今みたいに日本語機能なんて無かったしねー。
外人のPKがつええ。これが」
福岡
「やはり昔は多かったのですか・・・」
先輩
「その頃は平気で赤ネームが町ン中にいたしな〜。
外に一歩でも踏み出せば襲われる状態」
福岡
「そこまでですか・・・」
先輩
「やっぱりね。最初の方はまだ皆効率がわからんし弱いからそうでもなかったんだけど、
徐々に効率を覚え始めて強くなっていった人がPKやってたからな。つえーつえー」
福岡
「ダンジョンとか行けれませんね」
先輩
「入り口で死ぬからな。ダンジョンじゃなくて」
福岡
「やはりダンジョン入り口にPKが・・・」
先輩
「十人単位でな」
福岡
「ぐお・・・何か、お前らでやれよって感じですね・・・」
先輩
「はは。そうやねぇ」
福岡
「しかし、そんな中でどうやってスキル上げるんですか?外にはPKだし・・・」
先輩
「死にながら」
福岡
「な・・・なるほど・・・」
先輩
「昔は魔法使える奴なんてそういなかったしな。リコールも使えなかった。
だから歩いてコブトスまで行って、歩いて帰るしかなかったなぁ。
レスなんてできる奴いたら英雄扱いだったよ」
福岡
「今は使えるのが普通だもんなぁ・・・」
先輩
「昔は滅茶苦茶ステータスとか上がり難かったしね」
先輩
「で、ダンジョン入っても外にはPKが待ってるから、
出口付近で数人で立ち往生」
福岡
「しかも狩りの帰りで金がある・・・」
先輩
「PKの魔法が死ぬほど強かった。
今みたいな魔法のモーションとか無かったから、連発し放題。
ファイアボール連発で終ってた」
福岡
「えぐい・・・」
先輩
「あと、よく巻き戻ったなー。
この前IZIMOが五時間巻き戻ったらしいね」
福岡
「あー。そうらしいですね。その時間入ってなかったけど」
先輩
「昔はもっとひどかったんだがなぁ。
五時間巻き戻りはザラだった。
ひどい時なんざ1日十回落ちた」
福岡
「十回ですか・・・」
先輩
「まだ恵まれとるよ。今の人たちは。
古参の人たちはUOR入ったあたりから次々やめていっとるしね」
この日の先輩との会話は延々とこの調子で、福岡を驚かせるばかりであった。
先輩は今、アスカで一線を退いて隠居生活じみた事をしているらしい。
ギルドが城持ちの為、城で生活し、何か唯一の資産、百万のつぼを飾って眺めているらしい・・・
世の中は広い