1月13日(日)くもり時々雪 どんどさん

日南町の各地に今も伝わるお正月の伝統行事「どんどさん」。
その中でも大がかりなことで知られる霞地区のどんどさんが1月13日に行われました。
時折、小雪の舞う天気で、田んぼの泥で足が埋まるような足元の悪い中、
元気な子どもたちを中心に、霞地区の人たちが正月かざりをもって集まってきました。

  
中央に立てられた1本の竹に8本の縄が結ばれ、
その縄には「さる」と呼ばれる飛騨高山の「さるぼぼ」に似た人形やおかしなどが結ばれています。
集まった人々は、この「さる」を持ち帰り、1年の無病息災を祈ります。
以前は、お松(鉄の神)とお杉(山の神)の2本の竹を立てて行う神事だったようですが、
少子高齢化や時代の流れにより、今はこのように1本で行うようになったようです。


神事が執り行われる中、周りでは、中央の竹の下に集められた正月かざりや去年のさるに火が着けられ、
竹が倒れるのを今か今かと待っています。

竹が倒され、みんなが「さる」を取ろうと一目散に集まっています。
こうして、「どんどさん」の神事もあっという間に終わってしまいました。