おきな草
     
おきな草   4月下旬

 白い髪を振り乱した翁の姿に似ていることが名前の由来です。赤紫色の小さな花が咲き、花が終わった後は、白い綿毛状の種子をつけ、可憐な姿が楽しめます。
 幻の山野草とも言われ、絶滅の危機(絶滅危惧U類)にあるこの花を大切に守り育てています。

   5月上旬

 おきな草の名前の通り、だんだんおじいさんらしくなってきました。
 風になびく姿はなんとも気持ちよさそうで、お客様にたいへん人気のある草です。

   5月下旬

 これから徐々に綿毛が付いてくるのですが、この姿から変身するのにまだ少し時間がかかるようです。
 風が強い日には綿毛が宙を舞って、それはそれはきれいな景色が見られます。

   6月初旬

 すっかりおじいさんになってしまったおきな草は、この姿が最終段階で、白い綿毛(種)を飛ばして来年の準備をします。アボンリー周辺の土地では割とよく増えるみたいで、来年にはもっと仲間が増えていることでしょう。