歯科治療と全身疾患
以前は、重い病気のある人は入院生活、自宅療養を余儀なくされたりしていました。
しかし医療の発達や社会環境の整備によって、有病者と言われていた人たちが歯科医院に来院されるようになりました。
病気の種類
 病気には色々な種類があり、様々な分類が有りますが、ここでは簡単にその分類を記載してみたいと思います。

 総論(種類の分類)

    1:奇形・変形   
    2:外傷    
    3:炎症・・・・・感染症による炎症、外傷による炎症など。   
    4:嚢胞・・・・  
    5:腫瘍 ・・・・良性腫瘍、悪性腫瘍があります。
    6:その他
 各論 (部位別の分類)

    脳神経疾患・・・・・・・脳出血、脳梗塞など。 
    呼吸器疾患 ・・・・・・・肺炎、ぜんそくなど。 
    消化器疾患・・・・・・・胃潰瘍、肝炎、大腸炎など。 
    泌尿・生殖器 ・・・・・・腎不全、膀胱炎など 
    造血器疾患 ・・・・・・・貧血、白血病など 
    代謝性疾患疾患・・・糖尿病など。 
    内分泌系疾患・・・・ホルモンの分泌異常など。 
    筋・骨格系疾患・・・筋肉や骨の病気。

 診療科別の分類
    内科
    外科
    産科・婦人科
    小児科
    整形外科
    皮膚科 
    耳鼻咽喉科
    眼科歯科
    形成外科
    麻酔科
    精神科




歯科診療上注意を要する病気

ほとんどの場合、色々な病気が有っても歯科治療が出来ないといううことはまず有りません。
しかし次のような場合にはやはり注意が必要です。
    (1)血液疾患
          白血球、血小板の数・機能が低下している方
    (2)悪性腫瘍の治療中
          特に抗ガン剤の投与中で、白血球、血小板の数・機能が低下している方
    (3)抗凝固療法中の方
          脳血管障害や、心疾患でワーファリン、パナルジンなどを服用うしている方。
    (4)BP製剤(骨そしょう症の治療薬)を服用している方