2003年5月25日  ストリートカフェトロフィーRd1

5月25日、TIサーキットデビューレース当日の朝をむかえる
しかし天気があやしい。今にも降りだしそうだ。
もし雨が降ればレインタイヤを持ってない私は見学決定である(泣
降るな降るなと祈りながら、さっさと受付を済ませ車検に行く。
が、車輌仕様書を忘れ車検場とトランポ間(片道150メートル)をまず一往復、
次はクラスわけスッテカー貼り忘れでまた一往復、
そして最後にトランスポンダーつけ忘れでまたまた一往復、都合三往復してヘロヘロになる。
やはり緊張のため、たいして良くない頭がもっと良くないことになっているようだ(笑)
どうにか車検に合格し、次はいよいよ予選である。
今回NT1は110秒オープンと混走の為、直線番長的なバイクがたくさんいる。
彼らの後ろで予選コースインを避けるため、さっさとバイクをウエイティングエリアに持っていく。
そうこうしている内に予選が始まる。
早めにバイクを並べた甲斐あって2番目でコースイン!
予選10分間では、いいとこ6周ぐらいしかできないから最初からトバす。
すぐさま先頭の黄色ドカを抜き、完全クリアラップ状態でアタック開始!
が、思った以上にタイムがあがらない。
ヘアピン立ち上がりで後ろを走るピンクドカとの差が縮まっているのがわかる。
やば!!自分より明らかに速い。
密かに狙っていたポールポジションが風前の灯である。
1分45秒が切れないまま6周目に突入!この周がラストチャンス!
ドリャーと気合を入れるが、すでに出てきた遅いバイクに引っ掛かり、あえなく撃沈(泣)
結局45秒383で予選2位!ポールはやっぱりピンクドカ。くうー!悔しい!!
10分間でタイムを出す難しさがよくわかった、TI初予選であった。

昼を挟んでいよいよ決勝レース
天気は奇跡的に持ちこたえている。
が、グッリド上での選手紹介の最中なにやらポツポツと雨粒が・・・
くそー、誰かこの中に、日ごろの行いが悪いやつがいるようだ。・・
そうこうしている内にウォームアップランが始まる。
タイヤウォーマーなど持ってないから、ここで目一杯タイヤを温めようと気合を入れて走るが、
Wヘアピン2個目でハイサイドしかかりビビル。
決勝前にコケルとこだった。煤i; ̄□ ̄A アセアセ 
気を取り直してスターティンググリッドにつきスタートを待つ。
レッドシグナルが消えたところで一斉にスタート! 
そこそこいいダッシュが決まり1コーナーは2番手で通過、
そして2コーナーつっこみでピンクドカを刺し、先頭に立つ! 
よっしゃ!!と心の中で叫ぶが、あっとゆう間にバックストレートエンドで刺し返され2番手に後退。
しかし、雨がパラつくコンディションの中、路面状況がつかめず先頭のピンクドカ共々ペースが上がらない。
このまま2周目に入るが、1コーナーつっこみでVTR(のちに知り合いになるMMRTのフクさん号)に刺されそうになる。
何とか持ちこたえたが、次の周の同じ所で抜かれてしまう(泣)
この周のバックストレートでドカ998Rにも抜かれ、4番手に。
(この時場内アナウンスサーが私を見失い、「32番、しんばし選手が消えたー!!」と絶叫したらしい。
うちのチーム監督のにほんばしは大焦り。すぐさま4番手に後退と訂正したらしいが・・・
まったく・・ワシは引田テンコウじゃないんだから消えれません!!)
ヤバイ!4位なんて想定外、なんとかしなければと焦る
なんとか998Rを抜き返すが、この間にVTRがピンクドカを抜き、先頭に立っている。
これでピンクドカに火が点いたのか、雨も上がり路面状況も良くなってきたこともあり、一気にペースが上がる。
再びピンクドカがVTRを抜き、引き離しに掛かる。
このまま逃げられるとマズイので何とかVTRの前に出ようと、チャンスを窺う。
そして4周目、マイクナイトコーナーでミスッてはらんだVTRのインを刺し2番手に再浮上!
後はピンクドカを落とすだけ、と意気込むが、なかなかチャンスがない。
ドカが速いわけではなく私が遅いのだ・・
ウォームアップランでコケかけたWヘアピン2個目から、最終コーナーにかけて、
いまいちスピードが乗らずタイムも45秒が切れていない・・・
結局2番手のままファイナルラップに突入!
最後のアタックと、アトウッドで並びかけるが巧くかわされ、あとはどうする事もできず、そのままゴール・・・
ま、初レースで2位なら上出来さ、と自分自身をなぐさめて、嬉しそうなピンクドカの後ろ姿を見ながら表彰台へと向かった・・・

NT1クラス 2位(総合2位)
ベストラップ 1分45秒234

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