日南町木質バイオマス活用協議会 規約
(名称)
第1条
本協議会の名称は「日南町木質バイオマス活用協議会」とする。
(目的)
第2条
本協議会は、企業や研究機関及び関係団体等の連携を促進し、木質バイオマス分野の研究開発等を促進させるとともに、日南町を中心とする中国山地におけるバイオマスの利活用を促進させ、関連技術等を確立し、ひいては新産業の創出に資することを目的とする。
(事業)
第3条
本協議会は、前条の目的を達成するため次の活動を行う。
(1)実地調査活動
地域に豊富に存在する木質バイオマス資源の賦存量とその利活用状況の調査、研究
(2)情報交換活動
木質バイオマスの利活用を促進するための情報の交換及び提供
(3)実証試験等事業等への取組
前項に基づく実証試験等各種事業への取組の促進及び実施
(4)その他協議会の目的に資する活動
(会員)
第4条
本協議会の会員は、当協議会の目的に賛同する者とする。
また必要に応じて学識経験者及び自治体関係者をアドバイザー等として協力を求める。
(役員)
第5条
(1)本協議会に会長1名及び副会長1名をおくものとし、その選任については総会の承認を要するものとする。
(2)役員の任期は2年とする。ただし再任を妨げない。
(総会)
第6条 総会は、会長が招集する。
(1)総会の議長は、会長とする。
(会費)
第7条 協議会の運営に必要な経費は、会費、寄付金およびその他の収入をもってこれにあてる。
(事務局)
第8条 協議会の事務局は日南町森林組合が行う。
(会計年度)
第9条 本協議会の会計年度は12月1日から翌年11月30日までとする。
附則 この規約は、平成21年12月14日から施行する。
会 員 名 簿
機関・団体名 |
担当者部署氏名 |
備 考 |
鳥取県 |
日野総合事務所林業振興課長 垣田 修 |
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日南町 |
農林課統括室長 石原 継治 |
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日南町森林組合 |
代表理事組合長 入澤 宏 |
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日南町木材生産事業(協) |
代表理事 淺川 三郎 |
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(株)オロチ |
取締役社長 森 英樹 |
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米子木材市場生山支店 |
生山支店長 松岡 規文 |
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山陰丸和林業生山事業所 |
生山事業所長 黒田 幹也 |
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日南町木質バイオマス活用協議会 設立趣意書
日南町においては、「日野川の森林木材団地」の完成と(株)オロチの稼働を契機として、素材生産事業体の法人化・機械化等も着実に進み、団地全体としては町の総合計画に盛られた目標量をすでに達成し、我々林業グループが提唱してきた中期生産目標10万m3へあと一歩の地点まで到達した。
また日南町森林組合による大ロットの素材流通体制が前進したことによって生産事業体の機械整備にも大きな弾みがついてきた。
さらに日南町の支援を受け今年度からスタートする「緑の産業再生プロジェクト」事業による高性能林業機械のセット導入事業は一層の生産増大を確実なものとしている。
しかし、このことは一方では林業現場において発生する大量の林地残材に象徴されるマイナスの事態も危惧されるところである。
温暖化防止対策としてのCO2削減目標の達成に向けて適正な森林環境の整備としての間伐等事業はさらに求められており、かつ将来にわたって継続する林業の構築も必須である。
我々林業グループは生産を拡大しつつも、一方で生まれてくる林地残材等木質バイオマスを新しい資源として利活用する取組に本格的に着手すべき時と考えている。ここにわれわれはバイオマス関連シーズの事業化を早急に押し進め、新しい産業の創出を期すため、日南町木質バイオマス活用協議会を設立するものである。