テキスト ボックス:      平成23年1月1日発行
     日南町木材生産事業協同組合
83-0211  日野郡日南町下石見1843-1
テキスト ボックス:   丸 太 通 信    
テキスト ボックス:   新年明けまして

 おめでとうございます

    代表理事 淺川三郎
テキスト ボックス:  丸太組合員各位の皆様、輝かしい平成二十三年の新春を厳かに迎えられた事と拝察申し上げます。
 私たちの丸太組合は平成十九年三月十九日、日南町木材生産組合として発足、二十三事業所の加入によりスタート致しました。その後任意団体では活動に限界があり、更なる発展のため平成二十年十月二十三日創立総会により組合員各位の承認を得て現在法人化し、日南町木材生産事業協同組合に移行しております。日南町の林業はこれからがまさに力量を問われる時代といえましょう。
 丸太組合最初の事業として取り組んだのが、生産コスト低減の為の機械装備の近代化でありました。そのため組合は高性能林業機械の整備を実現するため関係団体とともに町へ要望書を提出、国・県への支援を要請しながらその実現の促進に努めてまいりました。
 その結果「緑の産業再生プロジェクト」事業の中で国・県の補助五十%、日南町の補助二十%の計七十%の支援をいただき整備の実現に至った次第であります。
 平成二十二年八月にハーベスター四台、グラップル五台、フォワーダ三台他台車の各高性能型機械が導入され、現在各事業体へ貸出し、共同利用を図っているところであります。その効果が実績として出てくるのは今年であろうかと存じます。
 まさに今林業革命に取り組んでいる最中ですが、我々丸太組合は生産体制のコスト低減のために一層の経営改善を推進せねばならないと考えています。  この目的達成のために既に丸太通信第十四号にて、我々の目指すものとして数値目標を提示しております。これに向かって組合員各位のご努力をお願いするものであります。
 
                 
         
             ダイ16ゴウ    
                   
     
              木材モクザイ団地ダンチ取扱トリアツカイ総量ソウリョウ
          19年度ネンド 20年度ネンド 21年度ネンド 22年度ネンド
       
      山陰サンイン丸和マルワ 8,383 15,597 17,064 11,968
      オロチホカ 0 9,600 12,300 20,500
      木材モクザイ市場イチバ 38,800 37,000 37,800 44,000
      ゴウ   ケイ 47,183 62,197 67,164 76,468
     
     
     
     
     
     
     
       
       
       
     
     
     
     
     
       
     
     
           
           
  テキスト ボックス:  日南町の林業は約一万八千ヘクタールの人工造林地が熟成の域に到達しており、その保続経営が可能であります。そして年間二十万立方の生産も可能となっており、これらの生産を実現させるためのプロジェクトとして一、装備の近代化 二、林業後継者の育成 三、林業会社の組織化 四、就労者の身分保障(社会保険制度への加入)等の努力目標をかかけて邁進せねばなりません。
 木材消費の出口戦略としては年間消費量で・
木材市場五万立方、オロチ他五万立方、山陰丸和五万立方、林地残材の活用五万立方。
 林地残材については新しくバイオエネルギーとしての開発が必要であり、日南町あげてのプロジェクトとして今後開発促進に向けて力を結集しなければなりません。
 環境の時代を迎えて、自給自足のできるこのエネルギーこそ日南町の農林業再生への道標として重要なものとなり、これらの産業の六次産業化によって雇用の拡大が約束され、また人口減少を防ぐことが可能となり、若者の住める町づくりに貢献できるものと確信致します。
 組合員の皆様の絶大なるご支援を賜りますようお願いを申し上げます。  (淺川三郎)
 
  推計スイケイ取扱トリアツカイリョウ流通量リュウツウリョウ)です。(チップをノゾく)
  今年度コンネンドはチップをクワえて10マンm3の達成タッセイを!!
テキスト ボックス: 緑プロ機械の稼働状況(9月1日〜11月30日)
ハーベスタ 稼働日数(計画60日間)  平均稼働時間/日
@  66日 H−04号車   @  約3時間        H−01号車
A  52日 H−01号車   A   3時間        H−02号車
B  49日 H−03号車   B   2時間40分 H−03号車
C  37日 H−02号車   C   2時間    H−04号車
グラップル付バックホー0.28m3(計画60日間)
@  67日 G−03号車   @ 約6時間20分 G−03号車 
A  65日 G−04号車   A   4時間    G−01号車
B  62日 G−01号車   B   4時間    G−02号車
C  61日 G−05号車   C   2時間20分 G−04号車
D  52日 G−02号車   D   2時間    G−05号車
 
            テキスト ボックス: ●ハーベスタの稼働日数にはバラツキがあるも
のの一日の平均稼働時間は2〜3時間。導入当
初の3ケ月のこの実績をどう見るか。事業体毎
に違う人員数、技術力、施業の立地条件等から
最適な生産コスト・最大の生産量をどのように
確保するかは今後の新しい検討課題です。
●グラップルについては全ての事業体で稼働日
数をクリアーしています。しかし既存の保有機械
との兼ね合いもあって一日の平均稼働時間には
かなりのバラツキも見られます。
●いづれにせよ、生産量の増加とコスト低減は
同時に確立することが求められており、更なる
効率アップには個別の検証が必要でしょう。