林地集約化研究会(第三回)概要

         平成23年7月1日(金)14時〜、 潟Iロチ会議室

 

出席者

    伊藤座長、入沢、矢田、森、高木、増田、北垣、狩野

 

1報告事項

   第二回会議の概要

     整理しているが未定稿、後日内容の不具合等あれば申し出でのこと

   新しい公共モデル事業

     この事業の全体の進捗を管理するなど、「にちなんの森林資源を育てる会議」の役割

     交付決定された、伊藤教授への謝金等支出可能となった

     職員の採用ができる、その業務を整理した

   鳥取大学農学部片野助教からの申し出

     研究テーマに参考になるので、ぜひとも加わらせてほしい旨町企画課を通じて話が合った。取扱いについてどうか。法学系の先生。

      →当研究会にとって、必要なのかどうか。当方にとって必要でなかったら範囲を広げないほうが良い。

     伊藤教授とも知り合いとのことだが(木次での研究テーマで一緒?)

      →(伊藤)記憶にない。

     (狩野)→近日、本人にあって、中身を確認したい。そのうえで、対応を。

2研究会

   基礎データの整理

    伊藤教授よりテーマについて今後進めるに当たり整理等について

       どんな形態に着目して、この研究をまとめていくのか⇒制度設計の対象林

       所有形態(個人、共有)、経営意欲、所有規模、地区の慣習、在村・不在村

などをファクターとして整理すると

        ⇒@共有林で所有者の持ち分集中度の高い山での不在村

A共有林で均等持分に近い山(在村、不在村)

B個人有林で比較的大規模だが経営意欲のない材村・不在村所有者

C個人所有林で小規模、経営意欲のない山林

    このケースは町の買い取りなどが主たる対策か

   森林簿データ(石見地区大倉山)

     図面化してみると、状況が浮かび上がる

     ・20人ぐらいの所有地8反が分筆されている地区

         不在村所有者は管理行き届いていない

         作業に対しては欠夫金で処理されている

     ・公共工事がはいったが、冬季移転もできない地区

         まったく手が入っていない状況

     ・50%は相続がわからない地区

     ・代表者の無い地区

          反射板設置されており補償金は分配されている   

   長期施業委託に関する森林経営計画の方針(町より情報提供)

      県からの説明会で聞き取った内容を報告  

   森林組合事例

     霞地区  対象面積18.39ha、関係者20

      町外所有者は20名中5名、面積は60%、境界不明は3名、2.13ha

      最終的には、町外所有者1名以外は、隣接者による買い取り手続等により集約できた。その評価は森林組合が案を提示し、了解された。

     矢戸地区  対象面積72.58ha、 関係者38名 

       地形急峻で、かえって意識は高い。この地区は切り捨て間伐方式で進められてきている、10名が町が所有者。

       町外所有面積は12%

        搬出間伐方式での長期施業委託に向けこれから対応していくもの

       地籍調査は済んでおり、山林意識は高い 

 

   生山共有地の在・不在状況

       共有者の状況を調査(正確ではない)

       この地区はもともと、あちこちから集まって集落を形成しており、土地を

通じたつながりは薄い。また、そのために戸単位での町外転出も多い地域。

         釜が谷山;不在村率は少なくとも26%以上34%まで

         石霞渓山組合;不在村率は少なくとも10%以上43%まで

         生山養草山組合;不在村率は少なくとも33%以上62%まで  

       これらのうち、相続手続きもあまりなされていないこともうかがえる、

行方不明者もあると見込まれる

 

次回研究会

   8月3日(水)14時〜、潟Iロチ会議室