森林塾 平成23年12月14日
テーマ 高性能作業機械による効率的な伐出作業システムについて
講師 熊澤ゆかり氏(鳥取県農林総合研究所 研究員)
参加者 11名
内容
各種林業作業用の高性能機械が使われてきているが、効率的な運用について、現場調査結果等をふまえ、講義いただいた。
モデル事例として、組み合わせ機械作業で、進める場合にも、トラックの入る林道からの距離500m、作業道からの300m程度の幅の作業エリアを作業エリアの一つのイメージが出来上がる。
複合機能を持った作業機械の有意性。
その他、動画・DVDを交えながら臨場的な講義で実感のあるお話し。
参加者からは、
現場条件が良ければそのような議論にもなるが、だんだんと悪条件の現場になっていることへの対応策。
まずは、林道づくり、根切り作業によってその後の(全体の)作業効率が大きく変わる。
若い人が機械運転にまず入っていくが、チェンソーによる根切り作業に、もっと若い人ができるようにならなければ。
などの意見もあった。
感想
林業作業者の高齢化を考えると、機械化の促進も重要だが、並行して、効率的なチェンソー作業のできる人材(全体作業の中心的役割ができるような)を今のうちに育てていくことが、喫緊の課題。全体を見て、世話役的な仕事のできる人材を育てることなど、おおくの、やらなければならない条件整備が必要。