林地集約化研究会議事録概要     8月30日(潟Iロチ、2階会議室)

 

 

 

配付資料

別添

 

出席者

  矢田(NPO)、森(オロチ)、増田(森林組合)、狩野(NPO)、徳安(県)、

加藤・高木(町)、片野(鳥大)

 

報告

  第4回議事概要報告

  米子・境港両市の山の状況

    各々の山について、長期管理受委託に向けた動きも必要との観点でデータを提案。

また、森林(植林)作業体験事業の後援協力要請の際に、両市民の山の存在を市

民に周知するよい機会ととらえ。

    →境港市は積極的支援、米子市の協力姿勢はない

    

研究会議事及び意見交換

  折渡地区団地の状況について 

    FRONT80申請した対象地域の状況について

公有・私有とも人工造林は少ない。この地区は私有・共有とも、経営意欲は低い。→誰かに任す方向と見る。

      公有(緑機構・造林公社所有部分)が多いが、その中に民有(共有―スギ―)

部分もあり、これも、一つのパターンとしてある。

      図面右上の公社部分(ヒノキ)でも民有がありこれを組み込んだ施行が必要

になる。

緑機構・造林公社は同一歩調をとることが難しい相手。イニシアチブの取り

方に工夫必要。

新しい造林補助は、間伐面積5は以上/年間をめどとしているという話もある

ので、その点の研究も。

造林公社については、県も

造林公社の意向を調査の必要

  町有林を含む団地について

    (道鳥地区)

      間伐の進んだ地区で経営意欲は高い。

      町有林の面積は少ない。

      道のつけようのない地区。

      町有林の契約未

      保安林部分:全伐→広葉樹へ→放棄の流れが想定される。

      共有地が広がっていく方向性。

      施業図を重ねることで不在村所有者が見えてくる。

    (長陽地区)

      町有地は(河上)入沢から受けている。

      町有地を管理するためには民有を組み込む必要がある。

      町有林としては向かいたいところだが、林道が難。

      民有地(地元)は経営意欲はあり、林道の問題を切り口として地元に入って

いくことも手法。

伐期でみれば、10年後には全伐となる地区。

奥部には資産運用でもたれた山(共有)がある。

    (新田山地区)→米子市分収造林あり

      民有部分は仕事がなされていない。

      市単独で施業されている。現時点、30年経過で175ha、補助金を取るに

は難しい。

 

 

    (阿毘縁地区)→境港市の山あり

      市の姿勢は?現状、29年生でタイミングが悪い。

      林班面積の捉え方を工夫してはどうか。

 

   まとめ

      地上権でいろんな形態がある。緑機構、造林公社、市・町、共有、・・。

      大面積の部分を核として団地化をはかっていく。

      森林整備計画を定める上でも必要。

      周囲の民有林・細かい部分の扱い、手の掛かっていないところ、空白部分に

ついての整理が図面化することで見えてきた。

権利関係を整理することで、動き出す仕組みも見えてきた。

公の部分についての方向の見えないものについて、コーディネート役を設け

ることで、動くことも。(助成金の持ち込み方についての面で)

(片野準教授意見)

   所有権を論じていては進まない。

   行政法の立場から、ゴミ屋敷等の問題についても「公共性」「公共に反

する」点からの論点も大事。

採算性からはいると、反対の立場のケースもある、公共性を一つのロ

ジックで入っていくことの有利さ。

今後の進め方で必要なこととして、粟谷地区は共有者が多く関係者の

反応が必要ではないか。

自分の立場なら調査に入ることも可能。

不在村所有者への接触もできうる。

アンケート等で協力したい。

       片野準教授の協力を了解し、早速鳥取大学連携のサイドからも動きを始め

ることとする。

関係者の考えを整理し、実務に向けたポイントの整理を行う(説得材料)。