第二回ワークショップ

      平成23129日 イチイ荘にて

      参加者

        黒目、鈴木、谷尾、北垣(夫妻)、中村、田辺、狩野、中村、河村

 

 

 

黒目氏からひとこと

境港で水木しげるロードをはじめた、当時はいろんな言われ方があった

水木先生が自然がなくてはならないとの主張

境港市と日南町は深い結びつきがあっている

良い山がある、境港市民にとっては山はあこがれ

妖怪の森構想によって、境港市と日南町を結びつけると面白いことができる

何をするかは大変だと思うが、森を使って養育

六感が廃れている中で、仕掛けづくりをしていかねばと思う

つまり、イコール妖怪であろう

地域が何かの形でいききと、自慢できる地域になればと願っている

*着地点も考えていない、WSのなかから生まれてくるものと考えている

 

以下意見交換

先回のワークショップで、東京の先生方の話を聞いた

いろんなところを見ておられると感じた

考えてみるに、泥臭いものが必要、きれいにやることはやりやすいし、コンサルも考えやすい

やるまでに泥臭い仕事がある、例えば、下刈り、遊具づくりなど、

それを踏まえてから、共有して遊ぶ

森林保全シンポで、青谷で活動されている方の話(里山自然塾を進めている)

その人は、畏敬の心、畏怖心を子供たちに広めたいとの思い

屋久島に似ている「ミニ屋久島」につれていってやるということで、

見立て遊びで、トトロの世界、ジブリの世界がある

エッセンスがたくさんあって良かった、この活動を通してネットワークの幅を広げていく

 

先回の、木下・広瀬氏はいろんなところで活動している

このたび、中国の万博跡地を活用するしごとにかかわっている

妖怪の森は、ネーミングが面白い、どこかに、ちらっちらっと作ることで面白さが出てくる

同じような活動をやっている所があると思うが、ネーミングの良さを生かしていく

水木しげる先生の力、ネーミングとして妖怪を出すことは面白いと思っている

日南町ではどう受け止められるか、

境港でも水木しげるロード当時には、反対がすごかった。

そのぐらい、インパクトを与えるようなやり方、が面白いのではないか

テーマ性をもって。

おいしい水を飲んで、

自分が一人で生きなければならないという意識を

蛍も自分の目で見ることの意味

お宝を探してそれぞれ連携させ、四季をうまくからめて、山を歩いて、実践し、またその次にというステップで、あらためて、ここにきてうれし良い

 

共生という面で、旧中山町羽田井でIターンで自給自足している例

マスコミが限界集落という表現だが、逆転の発想で自信をもってやってみよう

227日に講演会を予定

都会が自然で田舎が不自然(不便)、都会では自給自足はできない

住みついてもらおうではないか

 

子供を遊ばせるボランティアをやってみて、夜の暗い道を歩かせると、子供は早い

また、焚火のありがたさがわかる

川で遊び、刃物の使い方がわからない

 

テレビで清水国明

草を結んで転ばせて、血を見た瞬間にスイッチがはいって、活発な活動に代わっていく

自己責任を教える

親が刃物を持たせない今

 

清水国明曰く、田舎で「良い子は河で遊ばない」の看板⇒さびしいこと

 

日南町での自然教室、雨が降ればすぐ帰させる

 

火を使うことはこどもが喜ぶ、

ボーイスカウトで子供をキャンプに、そのなかで火おこしさせると興味をもってすごくついてくる

自主的に考えてキャンプする、自分たちにスキルがない、競争させると熱心

最終的に教育委員会の人が火を起こしてしまった

やらせてみて、ダメなときに手を出す

 

体験の中から学ぶ、自分の体験が大切、少しのやけどぐらい

火のおこしかたもいろいろある、隣に火をもらいに行くことも教えることも

 

たたら制作、火入れ、地域の行事として取り組んでいる

カンナ流しもじっさいにやっている

山本さんが今も、けらをつくって風鈴、鉄の箸をつくっている人もいる

 

たたらそのものは山の恵み

 

砂丘のたねが池には砂鉄があるという

 

日野川の流れにもみられる、磁石で砂鉄とりをして、良く取れた

 

面白い要素がたくさんある、子供たちに山を歩かせる

 

竹スキーの面白さ

 

竹炭に取り組んでいる例も、竹酢は売れるが、炭が売れない

 

  下に敷くと湿気が来ない、インテリアや土壌改良度に使っている

 

エネルギーは山に依存するしかない石炭石油は限界、ウランにしても永久的に使えるものではない

人の身近な山になる

炭焼きも一人一人ができるようにしておかねばともいえる

 

薪をつくるところからすれば、人力でやればダイエットになる

昔は、自家用に田に穴を掘ってすくもで作っていた

 

キャンプのリーダー研修で、全部お膳立てされてのことこれはおかしい

 

薪にすることから、こどもに薪を集めることからやらせる

大きさを競い合う、競争の意識、人に対する気持ちも

でも、大きいのは割るのが大変

そのなかで個性が表れてくる

 

助け合いもできてくる

縦の世界で教えが進む

 

自然教室で、薪を集めてナイフで削って箸づくり、しかし保護者から危険との反対

 

境港の町内会での事業として

日野川の遊びも含めて、子供が転んで汚れた⇒足を洗いに川へ、そうするとわざと汚れて来る、みんな喜んで楽しんでいた

 

川の遊びの怖さ、河童のいわれ、推進によって水温が変化し沈む

海の波は波で怖い

 

発想が生まれる、深さ、岩の高さ

 

河童の三平はその姿そのもの

 

8月の日野川の河童祭りをやっている、地域の有志で進めている

それは、池をつくって、取らせる、自然の遊びと少し違う

 

川で遊んで山に入ってという、絵巻きのワンシーンを組み込んで

 

大山町の座禅の会、宿題も持って、23

バスに乗ったらバイバイで、行かせたが、いろんなメニュー

写本、写仏、食事の前の長い挨拶など

 

参加して帰ってくると顔が違っている

 

河童の三平祭り(はる)と悪魔君祭り(秋)

今のメニューを入れ込む

 

体験すること自体が妖怪の森

一つ一つ、徐々に進めていく

 

妖怪の背景にあるしつけが自然に体についてくる

 

自然の恵みを取れるように、さかな、野菜、木の芽をとって生活

  自分たちが自然の恵みで生きているとの自覚

 

年中の行事として継続性が出てくる

冬の雪の活かし方、かまくらでの体験、例えば10メートルぐらいの雪のトンネル、開通式、雪の滑り台での遊び

 

竹ろうそく、雪での遊びはこどもはだいすき

都会の子は雪の上に倒れて、ゆきかけ、雪への憧れはすごいもの

 

つららも感動的、筏遊び、河童の絵、山と川のところ

自分で作らせる、竹を使った筏、ペットボトルでの筏

 

春の山の色の変わり方はすばらしい、

ブログでの発信を、ライブカメラでタイミングよく発信することも

定点カメラの要望

 

メンバーがそれぞれで定点カメラで毎日撮影するとすごい動画ができそう

素晴らしい情報が発信される

このような一年中発信したらすごい情報がでていく

 

限界集落という名であるが、地域は頑張っている

この裏山に四阿、道が悪くなったが鬼太郎の家をつくれば面白い

露天風呂は?郵便ポストを?

きのこも出てくるところで楽しみの多いところ

 

 

  竹藪の前に砂掛ばばーを

ポイント、ポイントで何かをつくるしかけ

 

川岸に柳の木が多かった、そこで虫が落ち、魚も住んで、という日野川だった

柳の木はきれいなところでないとできない

 

シンボル的なものを点々と、親しみを持ったかたちで作っていく

 

手作りの地図、古めかしいような、手で、筆で作ったような宝探し的に

子供たちに探させてみては

河童、鬼太郎・・・・、宝探し地図

川下りも

 

サルも少なくなった

ハチも怖い、時期にもよるが

 

ツアーを組むのなら、大山町は全部の小学校にチラシを配った

都会からくる方法をきちっと載せている

二泊三日コースを5コースぐらい用意、乗馬、登山、といったメニュー

友達同士で誘い合って多くの子供が来た

 

いろんなコースが、目玉おやじコース、鬼太郎コースなど

市民の山ツアーも、市民も自分の里親で木を持つとか

小学校時代に植えた人が今保護者になっている

市民の山をまきこむことが大事

 

学校の改修時期になっているが、市民の山の木を使うように働きかけているところ

学年単位の

 

桧の体に対する効果はすごい、セラピーでも取り上げられている

桧は強すぎて杉のほうが体に良いとも

 

エキスで桧ミストを利用、スギも桧も造ろうと思っている  

妖怪の森の贈り物として日南町で

 

工業試験場に送ったが、飲むことはできないとのこと・・・

風呂にちょちょっと入れることで効果

 

皆生温泉のミストも良く売れている

700円の10本を東京から買いに来ている、宅配では売らない

商品の一つ一つにテーマ性があって、お客は買う、それが、地域のブラン化

ここでも効果が出てくる、地域にお金がおちる

 

日南町のメリットがないと受け入れられない

 

儲かってきているとの効果がないと、イベントだけでは認知してもらえない

 

山陰のネットワーク会議に参加したが、あらためてこのような団体は多いが、横のネ

ットワークがない、つないでくれるところがないと、

ネットワーク会議の名でありながらネットしていない

つないでくれるところがないとそれぞれ自己満足で終わってしまうことも必要

 

この活動で、日南のこれまでの活動、森に関する活動・団体、活動をコーディネートする役割もあれば、今まであったものをつないで、そこに新しいエッセンスを

 

「水が豊かで木がしげる」を鳥取県のネットワークに使うことを提唱したい

鳥取県の木を育てようと、輪を広げようと、水木しげるに対してどう思われるか知らないが進めていきたい

 

日本の原風景であると思う

当たり前に人間が「しげって」くる

  

水木先生の名前はどこから?→神戸水木通りの水木荘⇒ペンネームになった

 

水が豊かで木がしげるは、本来の日本の姿

 

源流に対して境港からの逆流を起こすことも

 

水産業の関係者が見てくれなければいけない

 

一人づつが木を育てることによって、一人の行動が地球の温暖化を救う

これが最終テーマ

 

日南町だけに植えるのでなく、自分の庭に広げていく大きな運動になる

意識を植えつけることが大切

 

40年前に、フランスでは水の自動販売機があることがあった、日本人は知っていなかった、今は水について戦争にもなる

 

地蔵滝を守る会で植林した、森林組合の説明の中で、江戸時代の水が今飲んでいると小学生に説明

 

ネットワーク⇒総合事務所での問題提起相談してみる

 

倉吉の地域づくりセンターもあるがこの流域圏にあっても良いこと

 

境港の水木とここのつながりがわかりづらい、妖怪は境港、なんで?ということ

 

みんなにわかりやすいキャッチコピーがわかるように、流行の「水木」を使うことで世間からは、安易にとらえられてしまう

日南町がまねしたでなく、境港の人といっしょに企画しているとの発信

便乗したとの意見、裏付け、つながりがわかるように、日南町でなければとの

日野川でのつながりもあるが、

ワークショップを幅広くして、使って、

 

このたび、美術館の展示で、こどもたちに、妖怪は自然豊かな山にこそ住んでいるこ

とを伝えていく

 

原点は森林、日南町で、と、「水が豊かで・・」は良いキャッチコピー

 

境港市民の山の利用(水木ロードができる以前から)つながりがある

 

水木先生が境港に来られた時に、市民の山に来てもらって、そこで発言するなどの仕掛けとして「いいところだ、妖怪を感じた」、といってもらうこと

 

妖怪を感じる、気配が感じられることが大事

水木しげる先生は、大きな木でも、川の水でも感じると言っておられる

 

木の陰に何か?????

 

日南と境港と提携があればなにか、いろんな形であるが・・・

日南は境港に向かうことが大事と考えている

最初は体験プログラムを境港の山で取り組んで、境港に対しての招待プログラム

そこから広げていく

 

心配なところ、「妖怪」の森

 

桧の森は間伐しなければだめ、間伐体験、枝打ち体験もメニューに、そこを歩くだけでこどもたちは楽しむ

密集しているから、山の状況が怖い鬱蒼としている

 

八郷小学校が森の健康診断をやった(丹羽先生)、聴診器で木の音を聞く体験

森は間伐しないと元気がなくなる⇒体験で理解

 

このあたりで、姫ボタルが増えてきたのは間伐がすすんで、下草ができてきて、見られるようになった

 

境港市民の山はどうなっているか

境港市民の山を妖怪化することも、市長には理解してもらえる

内緒だが、ほかのグループが市民の山を使って活動もしている

一度、行ってみましょう

 

山を歩くことで、マスコミにも情報の発信

ツアーでは、子供たちへの教え、体験させることが必要

呼子キャンプ場の利用についての話もあったがその際聖滝もおもしろい、蛍も多い

オオサンショウウオも多い

 

まとめ

手法は大山町の力を得ながら

産業に向かうミストなどのアイデア、杉のエキス、

なぜ日南かとの理由づけ

個人の山に向かうには難しい

場所の選定、そのタイミング

情報の出方に気を付けて

当面市民の山(アビレ)に向かうことも、市として、どうぞどうぞということになる

次回は4月頃か、五月の連休前後が山歩き

それまでに、清水屋さんでの交流事業も

岡田先生も加わってもらうことも