注  
原作ではスプラウト先生とギルデロイ・ロックハートの授業が先ですがちょっとこの話を書きたかったので

翌朝、心を新規一転にしながらメルセデスは大広間に朝食をとりに向かった。
向かう途中に同じスリザリン生ドラコ・マルフォイとグラップ、ゴイルが廊下で待っていた。
別に昨日の夜別れ際に約束したわけではなかったのだが。

「おはよう、ドラコ、グラップにゴイル。もしかして私を待っていてくれたの?」

ドラコが

「迎えに行きたくても君の部屋がどこにあるかわからなかったのでね。さあ、急ごう。」

三人でニヤついていたのが気になるがこの集団行動ってなんか女子同士みたいねw
と、素直に心の中で踊っていた。

大広間についておのおのの席についた。
テーブルには生徒達が好みそうなベーコン、目玉焼きなどが皿にもられていたがメルセデスのテーブル席には
昨日とはまた違う菜食料理が置かれていた。

ああ、昨日座った席が自然に私の席になったのね・・・

と、当たり前のようにその席に座った。
そしてその隣にドラコが席に着く。ドラコは昨日勇気をだして
彼女をこの席に座らせて正解だったなと心の中でガッツポーズをつけた。
ホグワーツに在籍してスリザリン生でいるかぎり彼女はこれからの食事を大広間でとるときは
必ず自分の隣で食するのだからv
だがそんなドラコをよそにメルセデスはグリフィンドールのテーブルに目をやった。
ハーマイオニーが朝食とりながら読書している姿が目にうつった。

ギルデロイ・ロックハートの本を読んでいるわ。今は声かけれないわね。まあ今日は
合同授業の魔法薬学の授業があることだし後で声をかければ・・・。

そう思っていたらハーマイオニーの隣の席に男の子が二人着いた。
赤毛の男の子ロナルド・ウィズリー(通称ロン)と黒髪メガネ少年ハリーポッターだった。

!!

メルセデスはグリフィンドールから目をそらし朝食に集中しようかとしたがドラコが彼女に耳打ちした。

「見ろ、ルチアーノ。やつがあのハリーポッターだよ。」

「・・・へえ・・彼が・・・。」(知っているわよ)

興味なさげに返答したが実際瞳が彼の姿を意識して見てしまう。

ああ・・・父親くりそつ。でも瞳の色がグリーンねえ。中身も父親そっくりだったら嫌だなあ・・・。

これ以上グリフィンドールの席を見たらいつハリーポッターと目が合うかわからない。

それに気になっていたんだけど私もしかして見られてない!?

ハッと周りに視界を広めるととスリザリン生はじめ他の生徒達が(ほぼ男子)自分に視線を向けてなおかつ

拝んだり、写真を撮ろうとしている者までいた。

嫌だわ、また皆私の容姿にだまされて・・・。

その時また不意にグリフィンドールのテーブルに目をやってしまったらあろうことか
ハリーと目が合ってしまった!




ぎゃーーーーーーーーーーーー!!!目が腐る!





百羽を超えるフクロウ達が大広間を旋廻して生徒達に小包や手紙を落としていった。
その後はグリフィンドールの席は目立っていた。
ロン宛に「吠えメール」が届いており差し出し人のウィズリー婦人の怒鳴り声が大広間中に響き渡った。
遠巻きにスリザリンの席からその光景をドラコ達はクスクスと見ていた。
そしてメルセデスに

「ルチアーノ。次の魔法薬学の授業が本当見物なんだよ。」

「セ・・・スネイプ先生の授業ね。」

魔法薬学の授業は分野的に得意だった。
薬剤師としての修行の一環で植物を見分けたり分量を量ったりと細かい作業で随分勉強になる。
他の授業で例をあげたら薬草学も当てはまる。
そして教授はあのセブルス・スネイプ。
昔から彼は几帳面で手際も良くて傍から見て尊敬してしまうほどった。
でも見物とは・・・。
だが教室についてその答えがわかった。
授業初日は実技ではなく講義だった。
だが授業を受けてほんの5分たらずでいままでの授業の全貌が見えた気がした。
あからさまにグリフィンドール生とスリザリン生の評価に差別があったのだ。
スネイプがまだ教えてもない問題の範囲を生徒達に問うと真っ先にハーマイオニーが手を挙げたのにも
かかわらず当てないでくれと言わんばかりののハリーを指名して答えれない彼をつるしあげているようだった。

昨日校長からセブがハリーポッターまもったー。て聞いてセブのこと尊敬していたけどやっぱり本音は











坊主憎けりゃ笠まで憎い











なのかしら・・・。

と、しばらく見ていたがさすがに光景的に気分のいいものではない。
セブルスの青春時代を共にした友人として彼を知るメルセデスは



の傷を負った少年は大人になるとこうなってしまうのか・・・。



と、思うとハリーでにはなくスネイプに同情的な視線で彼を見た。
その視線に気がついたスネイプはハリーへの質問ぜめを途中で切り上げた。
今まで一年生の授業の時から日常茶飯事に見ていた生徒達はきっとスネイプ教授でも
清純無垢な
メルセデスの非難的な視線に絶えられなかったのだと思った。
そして授業が終わってドラコ達と次のスプラウト先生の薬草学の授業へと向かおうとした時スネイプに呼び止められた。

「ミス、ルチアーノ、残れ。ミスターマルフォイ、スプラウト先生にルチアーノは
我輩と話があるから出席できないと伝えておいてくれ。」

やはりお呼びがかかったか。と腹をくくっていたメルセデスだったが

「すみません先生、どうせならロックハート先生の授業時間にお呼び下さいませんか?」

と、返答した。スネイプがニヤッとして

「・・・フッツよかろう。薬草学が終わったら職員室に来るように。ロックハート教授には我輩から言っておく。」




温室に向かう道中ドラコとグラップとゴイルが

「なんだ、なぜスネイプ先生が君に残れと言ったんだ?別に授業を妨害したわけではないのだぞ。」

納得いかないと言う風に三人で怒っていたが呼び出し場所が職員室だったからまあ心配しなくてもいいだろうと
メルセデスは高をくくっていた。
でもスネイプに呼び止められたせいでハーマイオニーに声かけるチャンスを逃してしまった。
このまま敵対寮でドラコと一緒にいたらグリフィンドールの生徒たちと疎遠になってしまうかもと不安もよぎった。

そんなメルセデスを遠目で見ていたハリーは

「・・・恋は生涯があるほど燃え上がるものだよね・・・」

「ん?ハリー、何かいったかい?」

ロンがハリーに聞いた。

「ううん、何もv」

メガネの奥の眼光に親友は気づかなかった。





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