俳句で日記
15年孟生俳句の日記帳
1/29 吹雪く夜やとうとう出ないお風呂の湯
1/29 餌台に五種の野鳥の入り乱る
1/29 往診の断り電話猛吹雪
1/29 水道管破裂に注意と放送車
1/29 エアコンに炬燵を足して介護人
2/3 節分やぎっくり腰で豆を撒く
2/4 往きは雨帰りは雪の夜の往診
2/4 雨傘や赤信号の果てしなく
2/8 ご自慢の蕗の薹味噌勧めらる
2/8 起き出せと叫ぶ夜明けの寒鴉
2/8 白梅や人知れず咲く土蔵裏
2/8 自慢げに蕗の薹味噌勧めをり
2/8 二筋の残雪の峪雲流る
2/19 紅梅や蕾まばらの徒長枝
2/19 紅梅の中で囀る目白かな
2/19 春愁や伸びすぎた枝切るべきか
3/8 走り来て名残の雪を振り払ふ
3/8 足萎へて進まぬ自転車春北風
3/8 手に受けてたちまち消へし春の雪
3/9 春雪や新車に祝薄化粧
3/9 シルフィの初の走りや忘れ雪
3/9 雪の果ブルーバードの走り初め
3/9 ワイパーの力頼もし春の雪
3/9 乗り初めのシルフィ加速斑雪
3/9
シルフィの窓の彼方や斑雪山
3/9 シルフィの出足鋭し斑雪
3/9 シルフィや名残の雪を走り初め
3/9 終雪やカーナビの声間違はず
3/12 高き松半分伐りて春の雲
3/12 松半分伐りし苔庭風光る
3/12 松伐るや心に吹き込む春の風
3/16 春雨や馬鈴薯のたね買ひに出づ
3/16 紫陽花の挿し芽鉢上げ春の雨
3/22 真っ白に輝くほどの芋植ううる じゃがいもに石灰をまぶして植えた
3/24 ひるがえりひるがえり飛ぶ初燕
3/29 残雪や輝く大山南壁
3/29 残雪の汚れてどっさり道路脇 大山麓の農道ドライブ
4/17 レントゲン機器入れ替えへて若葉風 700万円は痛かったあ
4/17 手作りの物干し竿に春の風 ベランダに針金で棒を吊り下げた
4/19 おどろくや紫陽花蕾む傘の下 今年初めて紫陽花の蕾みを発見した
4/19 髪濡らしとまとピーマン苗植うる ナンバで苗を買ってきた。
5/5 若葉風三味線二本蔵を出づ 曽祖父野坂雄次郎の若いとこの愛器
5/7 三味線や破れし胴に春の夢 修理して弾いてみたいという夢を膨らませてくれる
5/7 百年の眠りから覚む夏三味線 作られてからは百年位は経っている
5/18 三味線を修理に運ぶ薄暑かな 三國屋に自転車で運んだ。
6/14 六月の出句締め切り誕生日
6/14 昨日より濃い紫陽花の青と赤
7/8 梅雨明けの間近の床に豪雨聞く
7/8 上着脱ぐ汗退く肌の心地よさ
7/8 採り立ての胡瓜もむ手の節くれだち 今年は胡瓜が大不作だった。
7/9 思案してもぐミニトマト赤の濃さ ミニトマトは良く出来た。