家庭俳句 ・・孟生家族を詠む
若竹や子の誇らしくピアノ弾く
若竹や自慢げに弾くピアノの子
若竹やピアノ弾く子の誇らしさ
採り立ての胡瓜もむ手の節くれだち
採り立ての胡瓜もむ手の指太し
味比べ蕗の董味噌母と妻
稚児と見る月と重なる揚げ花火 １５．８．３
中元の包みの中身言い当てり
中元や受け取り難し有り難し
朝顔の観察日記一年生 15.8.4 知未は鉢を東京から持ってきた。
胡瓜もむ妻とふたりの朝餉かな 15.7.8
顔揃ふ切子提灯ともし初め 15.8.8
中元の包みの重さ気の重さ 15.8.8
墓洗ふ父の知らざる子の背丈 15.8.16
とろろ汁白いご飯と喉を過ぐ 15.8.16
燈火親し飽くなきオセロ老夫婦 15.9.10
秋さびしさかさにされしマヨネーズ 15.9.22
マヨネーズ逆さに立ちて秋思かな 15.9.22
猪鍋の底で触れ合ふ箸四本 15.11.8
歩の緩む老いも若きも小春かな 15.11.20
草むしり背の暖かき小春かな 15.11.20
風呂吹きにおふくろの味見付けたり 15.11.21
膝掛けを突き出る足の重なりぬ 15.12.12
自転車の速さや乱るゝ木の葉髪 15.12.12
布団干すすぐに帰ると云ひ乍ら 15.12.12
mossei俳句
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