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こーむ員所感

8月30日

よくもまあ、これだけ

世の中、いろんなものを売っている。
買えないものはない、という世の中ではあるが、一般の人はそうそう買わないだろう、というものもある。
たとえば、「堆肥」なんてどうよ?

「肥料」を買ったことのある人はいるだろう。
園芸をしている人なら、液肥とか、「マグァンプ」のような化学肥料、あるいは「油かす」などを買ったことがあるかもしれない。わたくしだって買ったことがある。
「腐葉土」を肥料以外の目的で買ったことのある人もいるかもしれない。かぶとむしの幼虫飼うためにとか。
ただ、「堆肥」となると、そうはいないはずだ。農業を職業としている人でなければ、そうそう手は出さないだろう。肥料としての効果は絶大なのだが、やはり臭いとかあるわけで、庭の花にやったりすると、近所メイワクなだけでなく、自分の家もタイヘンだったりする。食事中にプワンと芳しい香りが・・・・嗚呼

そんな堆肥の広告というか、紹介記事が目についた。
大好評だというこの堆肥、しかし、あなたが欲しいと思っても、あなたは堆肥の相場を知らないに違いない。
だから教えよう。堆肥の単位と値段を。

  • 1袋(9キロ・20リットル)…300円

  • 軽トラック1台…1,500円

  • 2トンダンプ1台…6,000円

すげー。
なんて大雑把なんだ、堆肥。
袋の場合には何キロかが明確なのだが、軽トラックはいったい何キロ積まれているのか、まったくナゾ。
「2トンダンプ1台」という単位もよくわからん。単純に「2トン」ではないのか?
2トンダンプに積めるだけ、という意味で、100キロレベルでの誤差があるのではないか?「どんぶり勘定」どころの話ではない、「ダンプ勘定」である。

ちなみに、2トンダンプを注文した場合は、トンあたり堆肥代2,000円・運搬代1,000円という内訳が明示されている。大雑把なのか細かいのか、よくわからん。
さらに注意書きがあり、袋の場合は、「堆肥センター」なる場所のほか、何箇所がで入手可能。軽トラックの場合は「堆肥センター」渡しのみ。そして2トンダンプだと「現地渡し」以外にない。親切なのか、殿様商売なのか、よくわからん。

ところで、なぜこの堆肥の広告というか紹介記事が目についたのか、というと・・・・

この堆肥は、その地域の畜産農家から出た牛フンと、その地域にある競走馬のトレーニングセンターから出た馬フンを混ぜて作ったものらしい。
馬フンと牛フンをまぜまぜしてできた堆肥、その名は

「バギューン」

「馬」で「バ」、「牛」で「ギュ」、そのフンで作った堆肥。
漢字かな交じりで書くと、「馬牛ーン」。

バギューン。

ドカーン。グワワーン。ガラガラドシャーン。

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