其の壱  名誉と汚名 

まさかもうこれについて語る必要などあるまい、と思っていたのだが・・・・

ある女子マラソン大会を見ていたときのこと。
なぜ女子マラソンに限って、先導車が女性白バイ警官になり、解説が女性になるのか、という疑問はさておき。
そのマラソン大会の解説者は、ある大学の教授(例によって女性)だった。
それまでにかなり凄まじい解説を飛ばしてくれていたのだが、ついにやってくれた。「奥の手」である。

「○○選手、いいペースですねぇ、●●さん」
「ええ、彼女は前回の駅伝でいいところなく終わりましたので、汚名を挽回しようと張り切ってるんですよ。」

ああ、「汚名挽回」。いまや8,520万の人が間違った言い回しだと知っているこの語を敢えてここで!
老婆心ながら申し添えると、汚名は雪ぐべきものであり、挽回すべきは「名誉」なのだ。

良い機会である。文●大学の学生さんたちは、自分で勉強することを学びなさい。教授連の言うことなど信じずに。そして●京大学さんはTVCMどおりやってくださいませ。