「老後の楽しみ」と言われてふと思う。
「老」とは何歳からなのだろう?
冗談で言っているのではない。例えば65歳であるとか70歳であるとか、はっきりしてもらわないと日本語上の問題が生じる。もし何歳からだという明確な定義がない場合、「老」とは単に「老いた」であった場合、どんな問題があるのか?
もし「老」が70歳であれば、老後は71歳からと規定される。しかし「老いた」であった場合、「老後」は「老いた後」すなわち死んだ状態になってしまうのである。
するとどうだ。
老後の暮らし・・・冷たく横たわること
老後の備え・・・墓を買う
老後の計画・・・立てるだけムダ
老後を迎える・・・お迎えが来る
老後の楽しみ・・・お供え物(落雁よりもあんぱんを)
老後の医療も安心・・・ドナーカードを忘れずに
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