LEGO WRITING SYSTEM
 「HIEROGLYPH」

おなじみの「レゴ」である。

大人気だったウォッチシステムが日本で正式発売されるようになり、さらに気づくと多くのレゴアイテムが世の中を席巻していた。
ちょっとおしゃれな文房具店にはレゴコーナーまでできている。ソフトケース、システム手帳、手帳用リフィール、シール、ケータイストラップ、キーホルダー、カメラ、トラベルバッグ。国内正式発売品ではないが、レゴブランドの自転車まである。
しかしなにかが物足りない。時計にはすぐ飛びついたわたくしだが、その他のレゴシリーズにはどうも触手が動かない。文房具好きなのに。どこが違うのだろう、とつらつら考えるうちに、このアイテムと出合った。飛びつくと同時に理由がわかった。
「組み立てる楽しさ」を求めていたのだ。やはりレゴはパーツを組み立てて1つのものを作り上げるのが楽しいのである。それこそがレゴ「システム」シリーズ。

今回ご紹介するのは、ライティングシステム。ボールペンである。
ペン軸の部分がガチョンと外れ、中のパーツを取替え可能。オーソドックスなシステムは、球や立方体のカラフルなパーツである。オーソドックスでないものもあるわけで、ハートやらのパーツで構成されたファンシーなシステム、サッカーボールやバスケットボールのスポーツシステム、いろんな国の子供の顔のシステム、そしてちょっと小さめのパーツにアルファベットが書かれ、メッセージを記すことのできるシステム。これなどは恋するあの人に「I LOVE YOU」を組み合わせて募る想いをプレゼント、なんてことも可能だ。
そんなシステムの中からわたくしが選んだ1本は、「ヒエログリフ」。古代エジプト的文字である。ヒエログリフについてはまた項を移してお話するが、このペンではヒエログリフを文字として扱いなんらかのメッセージを記すこともできるし、デザインとして適当に組み合わせ、目に楽しい表現をすることもできる。


ただ時間を知るためのもの、書くためのものではなく、それを自分好みにカスタマイズできる、自分の好きなように自分で組み立てる楽しさ。レゴシステムにはそれがある。