彼は稀にみる「忘れん坊」だった。ある日、研究室に訪ねてくる人の相手をするのが面倒になったアンペールは居留守をするために自分で「アンペールはただいま外出中です!」というウソの張り紙をした。その後、アンペールがちょっと用事で外出して帰ってきたときその自分で書いたウソの張り紙を見て「ああ、自分は今、外出中なのか」とつぶやいて再び外へ出かけたとのこと。張り紙の内容を覚えていない上に自分の存在すら忘れていたほどひどい忘れん坊だった。 |
彼は1日に1回、変な踊りをすることで評判になっていた。その踊りとは「野菜を両手に持って踊る」こと。決まった時刻になると踊り始めるのである。なぜそんなことをするかというと、彼は「キリストも野菜も信仰心があれば神になりえる」という持論をもっていた。そのため、野菜を神として扱い、1日1回は神への感謝を込めて踊っていた。周りからは変人にみられてもおかまいなし!一番大変だったのはその踊りを一緒にさせられていた研究所で働く人たちだったかも。 |