反発磁気回路カートリッジ



 ある時、私のホームページをご覧になった東京在住のゴルフ13さんからメールをいただきました。
 ご自分が製作された反発磁気回路のカートリッジやスピーカーユニットを聴いてみないかというお話です。
 こうして始まったゴルフ13さんとの交流の中で、反発磁気回路を使った多くの自作MCカートリッジを我が家で聴かせていただくことができました。

 カートリッジの手作りとなれば、全体設計のアイデアもさることながら、手間のかかる緻密なボディ加工や細かなコイル巻き作業、微妙な半田結線、厄介な反発磁気回路のセッティングなどなど、とても素人が簡単に手を出せるものではありません。
 ゴルフ13さんの技能にはただただ敬服するばかりです。

 そして、同回路のカートリッジは06年以降、常に進歩を続けています。
 その進歩の過程を垣間見させていただくことが出来たのは本当に幸運でした。

06年  反発磁気回路型ユニット試聴記
06〜07年  龍のひげ試聴記
07年  クロスコイル型カートリッジ試聴記
08年  逆ハの字型カートリッジ試聴記
08年  同軸マグネット型カートリッジ試聴記
09年  同軸マグネット型カートリッジ試聴記2
10年  リンク型ステレオカートリッジ試聴記
10年  オルトフォンC型カートリッジ試聴記


 また、これらのカートリッジに関連して、ゴルフ13さんが製作されたヘッドアンプやイコライザーアンプも我が家で聴かせていただくことができました。

09年  I−Vコンバーター・ヘッドアンプ試聴記
09年  カーブ切替型イコライザーアンプ試聴記


 ゴルフ13さんとも直接お会いすることができました。

06年  ゴルフ13さん宅訪問記
07年  ゴルフ13さん来訪記
11年  cafe 遠音での試聴会


 これらのカートリッジはスタイラスチップの直近にコイルやリンクが配置されており、素直な磁束の反発磁気回路や鉄製ヨークを用いない構造と相俟って、大変素早い反応や圧倒的な情報量等の共通の特徴を持っています。

 モノラル型は低音から高音までの周波数バランスも良く、ほぼ完成型に近いと思われます。
 ステレオ型は何種類かのタイプがありますが、その中でもウエスタンエレクトリックの構造に倣ったリンクタイプは情報量も反応の速さも群を抜いていると感じました。
 ところがこのリンク構造がじゃじゃ馬で、これに起因する高域のピークの解消や安定性の確保に苦労されておられるようでしたが、ゴム製ダンパーが使われた最新型はピークの問題も解消されているように思います。
 
 ゴルフ13さんの作品は折々のラジオ技術誌でも紹介されています。
 もし直接ご覧になる機会がありましたら、是非一度音を聴かれることをお勧めします。


(11年12月)


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