粟島

所在地:米子市上粟島

↑粟島神社

米子市上粟島(かみあわしま)に、円錐形の姿の小山が海のそばに
弓ヶ浜でただ1ヶ所突っ立っている。
江戸中期以前まではその名の通り“島”であったのだが、
その時の干拓で陸続きになったとされている。

ここに少彦名神(すくなひこなのかみ)を祀る“粟島神社”と
人魚伝説で有名な八百比丘尼(はっぴゃくびくに)が住んだと
言われる“静(しず)の岩屋”がある。

少彦名神は、手のひらにのるほど小さい姿をした神で、
遠い海の彼方から豆の莢を割った小舟に乗って粟島へこられ、
農業・養蚕・薬・病の治し方などを伝えたとされる。
粟島に粟を蒔いて、穂がよく実ったときその粟の茎にのぼり、
弾かれて常世(とこよ)の国へ行かれたという。
粟島神社はこの故事に因んで鎮座したものである。

八百比丘尼は、人魚の肉を食べ、800歳まで生きたという
人魚伝説で有名な人物である。

↑静の岩屋

トップにもどる