弁慶岩
(所在地:米子市湊山公園内日本庭園)


↑弁慶が出雲から投げたと言われる湊山公園の日本庭園にある大石

京の五条の橋で牛若丸に負けた弁慶は、松江で生まれた。

・・・という伝承が、江戸時代の出雲で盛んに語られていたため、弁慶伝説が鳥取・島根の各地に多く残っています。

米子市に伝わる弁慶伝説の一つに、弁慶の腰掛岩というのがあり、大山に往復した時、弁慶が腰を掛けて休んだ岩だそうで、
尾高の大神山神社の昔の社地、福万原・二宮屋敷跡にあるそうです。

もう一つは、湊山公園の中の日本庭園にある弁慶石です。
湊山公園辺りには昔、清洞寺という寺があって、清洞寺岩と言われる大きな石が数個あります。
この大石は、弁慶が出雲から投げた石で、その昔は弁慶石と言ったそうです。

豊かな自然が沢山あった昔では、夏になるとこの石を飛び込み台にして泳いだ、と語られる人は沢山おられます。
時には、あの世への飛び込み台になったとか。
さほど深さも無く、さほど綺麗な水でない今では、とても想像もできない話です。

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