EnumWin.dll 仕様書



　Visual Basic 4.0 以前では利用できない Windows API の EnumWindows 関数を簡単に
利用するための DLL です。もちろん他の言語からでも使用できます。

　VB での使用方法は、以下のようになります。

	・標準ﾓｼﾞｭｰﾙに以下の宣言を記述して下さい。

		Declare Function EnumWindow Lib "EnumWin" (ByVal num As Integer) As Long
		Declare Function EnumWindowText Lib "EnumWin" (ByVal str As String) As Long
		Declare Function EnumWindowClass Lib "EnumWin" (ByVal str As String) As Long
		Declare Function EnumWindowList Lib "EnumWin" (ByVal lst_hWnd As Long) As Long

	・EnumWindow(num)

		現在表示されている親ウィンドウ num ( 0 ~ ) 番目のウィンドウハンドルを返
		します。
		失敗すると -1 を返します。

		例 :
			Dim hwnd As Long
			hwnd = EnumWindow(0)
			If hwnd = -1 Then Label1.Caption = "存在しません。"

	・EnumWindowText(str)

		ウィンドウテキストが str と一致したウィンドウハンドルを返します。
		失敗すると -1 を返します。

		例 :
			Dim hwnd As Long
			Dim str  As String
			str = "ウィンドウテキスト" + Chr(0)	'※ヌル文字の付加
			hwnd = EnumWindowText(str)
			If hwnd = -1 Then Label1.Caption = "存在しません。"

	・EnumWindowClass(str)

		ウィンドウクラスが str と一致したウィンドウハンドルを返します。
		失敗すると -1 を返します。

		例 :
			Dim hwnd As Long
			Dim str  As String
			str = "ウィンドウクラス" + Chr(0)	'※ヌル文字の付加
			hwnd = EnumWindowText(str)
			If hwnd = -1 Then Label1.Caption = "存在しません。"

	・EnumWindowList(lst_hWnd)

		VB で用意したリストボックスに以下の書式で書き加えていきます。lst_hWnd
		には、リストボックスのウィンドウハンドルを渡します。

		書式 :
			ウィンドウハンドル[TAB]ウィンドウテキスト[TAB]ウィンドウクラス

		必ず 0 を返します。

		例 :
		    Call EnumWindowList(List1.hwnd)	'List1 はリストボックスです。

　EnumWindow 関数は、なるべく使わないほうがいいかも知れません。EnumWindowList
関数が利用しやすいと思います。



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