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『ピロティ』
 めてこの建築を見てみると、いくつかの印象をもった。
 例えば平面の形態、ピロティやそれを構成する立体構成の 
ダイナミズム (さらにいえば、ピロティを含めた構造体の部分は、近年の改修前まではコンクリート打放しであった)などといったところが、ル・コルビュジュを思わせ、またその一方で、各部に見られる曲線・曲面から得られるものであろうか、やわらかな感触(改修によって構造体のコンクリートの荒々しさは消え、吹き付け仕上げがなされたことにより、その印象はさらに増したように思う)からはアルヴァ・アアルトを思わせるとしたらどうだろう。
 ただの空想に過ぎないかもしれないが、仮にそれが的を得たものとして、果たして、この公会堂がこれらの影響のもとに生まれたものであるか否かということをこの場で強調するわけではない。
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