高齢者介護疑似体験(D班)

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「高齢者介護疑似体験総評」

1月のあおぞら部会活動は、D班の企画で鳥取県介護実習普及センターにて「高齢者疑似体験」を行いました。
近年、高齢化が社会問題化している現状では、「介護すること・介護されること」を考えた住まいづくりが求められる事案もあると思います。また、将来については、ますますその傾向が強まるでしょうから、介護福祉について考えてみようと思い今回の会を企画しました。 参加者の数については、若干少なかったのが残念でしたが、住まいの面から高齢化社会を考える上でも、良い経験ができたのではないでしょうか?

体験内容は、「膝や肘にサポーターや重りをつけることで、関節を動きにくくし、特殊なメガネをかけてまわりを見えにくくして、様々な日常動作を行う。」という、ごく簡単な単純なのもので、時間も30分程度と短かったのですが、参加された方々は、入浴や排便の動作など不自由さを如実に体験したと思います。特に視覚については、かなり疲れたのではないでしょうか?
体験学習の後は、介護実習普及センターのある県立福祉人材研修センターの施設見学を行いました。竣工して間もない施設で研修設備も充実していましたし、職員の方の話では見学者も多いそうです。
今回のこの体験学習を企画した当事者として思うことは、身近に介護が必要な高齢者が居るか居ないかに関わらず、高齢化社会を身近に感じ、いたわりの心を持ってもらえたなら、それだけで企画した甲斐があったと思います。


班員の感想

少子高齢化については、今のところ当事者ではありませんので、今まであまり考えた事がありませんでしたが、今回の高齢者疑似体験を体験して、疑似体験では多少動きにくいと感じる程度でしたが、実際に身体が動きにくい場合や目が見えにくい場合には、様々な面で、大変だろうなと感じました。自分自身、日常生活では感じる事がないので、今まで無関心すぎたかもしれません。
今回の企画は、介護福祉について考える良いきっかけとなったと思います。
(A)


 今回幹事班としてこの企画を実施する事で、我々の仕事上でも直面しているバリアフリー、高齢者・身障者仕様、介護福祉、福祉のまちづくりなどに関わる事柄について、普段は書面等を見るだけで、自分の解釈だけで考え思っていた事柄を、実際高齢者等の動作を福祉用具を使用しながら疑似体験する事が出来、本当に良い体験となりました。
 又、福祉施設・福祉のまちづくり条例の参考となる建物を、実際施設を使用し、指導をされている 鳥取県介護実習普及センター保健婦の方の体験談を交えながら説明を聞くことが出来、参考となる事が多い施設見学となりました。
 この体験を、今後の設計等に生かしていけるよう日々精進していきたいと思います。
(E3)


高齢者にとって生活しやすい住まい、現在同居している義祖母(足が悪くて這っているのですが)を見ていて、せっかく建築に携わっているのだから何か出来る事がないかと思ったことがきっかけですこしづつですが、高齢者の住環境のこともあって、高齢者疑似体験の講習に行く事が決まりとても楽しみにしていました。
今回の高齢者疑似体験で改めて、小さな段差の解消や手摺りの大切
さ、目が見えないことの不便さを感じました。そして介助してもらった時の動作の軽さがすごくありがたく感じました。まだ自分が生活していて不便さを感じることが無いので気づいてあげれて無いところがいっぱいあると思うのですが、いつまでも自立して生活できるように、そして、さりげなく手をかしていたわってあげたいと思いました。
(K)


1月26日に鳥取市の福祉人材研修センターに行き、高齢者疑似体験をしました。
車椅子に乗ってスロープを登るのが意外に腕の力を必要とし大変でした。
(S)