■米子シネマクラブ4月例会











タンゴ・リブレ 君を想う

監 督/脚本:フレデリック・フォンテーヌ

・出 演:フランソワ・ダミアン
      セルジ・ロペス
     ジャン・アムネッケル
     アンヌ・パウリスヴィック

・データ:2012年、ベルギー/フランス/ルクセンブルグ映画

・日 程:4月20日(日)
         昼2時〜 夜7時〜

・会 場:米子市コンベンションセンター 小ホール 

ストーリー:刑務所の看守として、至って普通の生活を送っている男JC(フランソワ・ダミアン)。そんな彼の楽しみは、週に1度のタンゴ教室で踊ることだけだった。ある日、タンゴ教室にアリス(アンヌ・パウリスヴィック)という30代の女性が現れる。15歳の娘がいるとは思えないきらびやかな雰囲気を持つ彼女と踊り、普段の生活にはなかった潤いを感じるJC。その翌日、アリスが刑務所に入所している夫と愛人の双方と面会している姿を見て驚く。美しいだけでなく、自由に生きている彼女に少しずつ心惹(ひ)かれていくJCだったが……。


見どころ:第69回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門審査員特別賞受賞をはじめ、各国映画祭で高い評価を得た人間ドラマ。刺激のない生活を送る中年男性が、タンゴ教室で奔放な生き方を貫く女性と出会ったことで自分自身を見つめ直していく。監督に『ポルノグラフィックな関係』のフレデリック・フォンテーヌ、キャストには『その男 ヴァン・ダム』のフランソワ・ダミアン、『マンク 〜破戒僧〜』のセルジ・ロペスらが出演。深遠なテーマをはらんだ物語に加え、情熱的なタンゴのシーンも見どころだ。




 ■米子シネマクラブ6月例会













クロワッサンで朝食を

監 督/脚本:イルマル・ラーグ

・出 演:ジャンヌ・モロー
      ライネ・マギ
     パトリック・ビノー
     
・データ:2012年、フランス/エストニア/ベルギー映画

・日 程:6月22日(日)
         昼2時〜 夜7時〜

・会 場:米子市コンベンションセンター 小ホール 

ストーリー:エストニアの小さな町で暮らすアンヌ(ライネ・マギ)は、2年間付きっ切りで介護をしていた母親を亡くし放心状態だった。そんな折り、多少フランス語が話せる彼女にパリでの家政婦の仕事が舞い込んでくる。意を決して憧れのパリに向かったアンヌを、しゃれたアパートで待っていたのは、気難しいエストニア出身の老婦人フリーダ(ジャンヌ・モロー)だった。


見どころ: 『死刑台のエレベーター』や『突然炎のごとく』などで知られる大物女優、ジャンヌ・モローが主役を演じた味わい深い人間ドラマ。年齢や性格や境遇が全く異なる2人の女性が、ぶつかり合いながらも次第に心を通わせていく過程を描き出す。パリで次第に輝きを取り戻していく家政婦を、エストニア出身の女優ライネ・マギが好演。ジャンヌの演技や、生きる喜びを思い出させてくれる物語に魅了される。



 ■米子シネマクラブ8月例会














命をつなぐバイオリン

監 督/脚本:マルクス・O・ローゼンミュラー
・出 演:エリン・コレフ
      イーモゲン・ブレル
     マティルダ・アダミック
     カイ・ヴァジンガーー

・データ:2011年、ドイツ映画

・日 程:8月17日(日)
         昼2時〜 夜7時〜

・会 場:米子市コンベンションセンター 小ホール 

ストーリー:1941年、ウクライナのポルタヴァ。ユダヤ人のアブラーシャ(エリン・コレフ)とラリッサ(イーモゲン・ブレル)は、子どもとは思えぬバイオリンとピアノの腕で神童として騒がれていた。そんな彼らのうわさを聞き、同じようにバイオリンの名手であるドイツ人少女ハンナ(マティルダ・アダミック)が一緒にレッスンをしたいと申し出る。音を合わせるうちに、3人は絆と友情を深めるように。だが、ナチス・ドイツがウクライナへの侵攻を開始。それを機にユダヤ人迫害も始まり、アブラーシャたちに危険が迫る。


見どころ:ナチス・ドイツの侵攻によって、恐怖と混乱に揺れるウクライナを舞台にしたドラマ。バイオリンとピアノの才能に恵まれたユダヤ人の少年少女らが、それを頼りに強制収容所送りを逃れようとするさまが描かれる。メガホンを取るのは、テレビ映画やビデオクリップを手掛けてきたマルクス・O・ローゼンミュラー。主人公アブラーシャを演じるのは、わずか12歳でバイオリニストとして華々しくデビューしたエリン・コレフ。緊張感漂う演奏シーンに加え、ドイツ人とユダヤ人の子どもたちが絆を育むさまにも胸が熱くなる。



■ 問い合せ先:米子シネマクラブ事務局 TEL(0859)23-1546
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