黒沢清監督の映画といえば、最近はホラー作品が多いのですが、これはある家族がそれぞれ秘密を持ちバラバラに崩壊してしまった後に、再び家族として結びついていくまでを描いたものです。 次男の行動も興味深く、また再生のきっかけにもなっています。 監督もインタビューの中で、子どもを本格的に描いたのも、親子を向き合わせたのも初めてであると述べています。 中には少しドロドロした感じも見られますが、現代社会の中で決して私たちと無関係ではなく、考えさせられます。 香川照之、小泉今日子と芸達者な二人が夫婦を演じるこの物語をスクリーンでぜひご覧下さい。 (米子シネマクラブ会員 熊谷修一) ★大変面白かった。女優が良かった。会場が明るくなるまで気がぬけなかった。邦画が久々に見応えあると思えました。良かったです! (ぱんどん) ★アカルイミライではクラゲが川から海へ流れていた。今作品ではポケットティッシュを流した。終戦の時、日本とアメリカは結婚した。トウキョウではありそうな話。ソナタなので第3楽章では希望を持たせた。(宇田川靖) ★最後に聴いた「月の光」の心にしみること‥‥。深く生きてこそ、心は揺さぶられるものなのか。どうしようもないことや、もうメチャクチャだと思うようなこともナマの自分で、たどってゆくしかない。んだなぁーとか‥‥。夜明けが、陳腐でも何でもなく"始まり"になっていたのが、見ていて一緒に再生していくようだった。人間でなんて、弱くてめんどうくさくてつまんなくて、でもしなやかですてきなのか。やっぱり家に帰る、っていうのも、いいなーと思った。(佐々木) ★今、現在の閉塞感がすごく出している映画だと思った。配役も良かったし、ユーモアが少しずつ散りばめられていて、ホッと一息つける点も良かったと思います。最後に希望へと向かって終わって、甘いかもしれませんが、ハッピーエンドで良かったです。(田山香代子) ★現在、日常茶飯事に起きている事で、つらい所がたくさんあったけど最後のピアノですくわれました。(さきな) ★久々に見応えのあるストーリーでした。どこの家族にも大なり小なり気持の行き違いがあり、崩れそうなことが度々あるものですね。少しずつ修正しながら人生を全うしたいものです。(椿娘) ★今日の映画はとても良い映画でした。(原田直美) ★家族のもろさとつよさがよく表れていた。とりわけ最後のピアノリサイタルに希望を見出せた。役所広司が意外な役で出ていたので驚いた。 ★現代の状況を映していた。家族の再生が少し現実と違っているかなと思う。最後の「月の光」がとても印象的でした。(63歳) ★ビッグシップの広告をみて初めて参加しました。東京で生活するということのきびしさがよく表現されていて、良かったです。これから、映画について知りたいので5月16日の総会にぜひ参加したいと思います。今後ともよろしくおねがいします。(河田恭美) ★お父さんの香川照之とお母さんの小泉今日子がなかなかいい演技でしたね〜!!(M.I.) ★今の世の中、身近にもおこりそうな‥‥。家族の大切さをありがたく、今以上に大切にしなくてはと思いました。(50代 女) ★現代のいろいろな世代を取り入れ、それぞれの苦悩を表している映画でした。見ごたえありました。(60代 女性) ★途中までまともにみていたが、後半に続々起こる惨事がもっと上手くつながっていればと思った。確かに平穏な日常にひそむ危機の存在はこのところ常識化しているが‥‥。(女性 60代) ★最後は少し救われたけど、途中心が痛くなりました。考えてみれば、有り得ないはなしでもあるけれど、ある意味とてもリアルで、なんかとても切なかった。(女性) ★泥棒のエピソードが余分なような気がしたが、最後の「月の光」はやはり希望なんでしょうね。 ★どこの家でも、又個人でもなにかをキッカケにこわれて行く、そんな日常がある。でもその反面なにかをキッカケに又立ち直れる人間の素晴らしさ(図太さ)に安心した。 ★変わったラストであったが良かった。 ★田舎者には解らねえ(井山宣和) ★なにか分かるようで解らない映画でした。所々、小泉今日子の表情シーンが印象に残った。(青い蝶) ★家族のあり方、本当に難しい。基本でありながら人間としての生き方を認めあうことって!貧しくても肩寄せ合う家族に‥‥。一人になって暮らしていると一つ一つの場面から賑やかだった頃の何気ない会話などが聞こえてきます。再生出来そうなラストに少し安らかなものが見えました。60代 女性) ★脚本が雑ですね。見ていてイライラしました。役者も演りようがないよ。家族再生ものがたりというのは分かりますが、はっきりいってヒドイです。 ★なんとなくわかるようでわからない。多分こういう現実多いかも。理解力不足のわたくし。部分々重要な内容が多かった。いつも有難うございます。(M.I.) |