★日本海新聞2011年2月掲載「追憶」紹介文

 1972年アメリカ映画。第2次世界大戦以前から、移り変わる激動の20年を背景に、男女の愛を描いた社会派ラブ・ストーリー。
  '37年、大学のキャンパスで政治運動に熱中するケイティ(バーブラ・ストライサンド)とそれに興味を示さないハベル(ロバート・レッドフォード)は出会い、互いの生き方の違いを感じるのだった。
 その後、戦争中に再会したふたりは、急速に愛し合うようになり結婚する。
ふたりがハリウッドに移ってから、ハベルの映画脚本家・小説家として成功や、ケイティの妊娠など、平和な生活を送っていたが長くは続かなかった。
 50年代ハリウッドの赤狩りの中、ケイティは反マッカーシズム運動を展開する一方、ハベルは己の創作に限界を感じ始め‥‥。
 バーブラ・ストライサンドが歌う大ヒット主題歌とともに、感動がよみがえってくる。

(米子シネマクラブ会員 吉田明広) 



   
感 想 集

★遠い異国。美しすぎる恋愛大作。別世界の名画、でも見に来た甲斐がありました。レッドフョード、うわさのの美男。初めて見た気が‥‥。(ぶーリム)

★いつもステキな作品を有難うございます。いい作品は何度観てもいい。やっぱり劇場で色あせない想いで20代とは異なる涙がホロリ‥‥。(MI 61歳)
★改めて名作と思いました。役者、脚本、監督、音楽、カメラ全てが素晴らしい。流れるような美しさでした。
★ロバート・レッドフォードを始めてみた映画。いっぺんにカッコいい彼のファンになった。バーブラ・ストライサンドも「ファニー」以来注目していた女優。その後もこの作品はテレビ、ビデオなどでよく観たが、やはり大きな画面で観ることが出来てよかった。当時アメリカで反核運動をしていたことにも感動した。午前十時の映画祭50本にも選ばれている。(スカイラーク)

★戦争、レッドパージ等厳しいものもあったが、いかにも古きハリウッド映画らしい豊かなアメリカを感じさせる映画だった。ラストシーンが作品を深めたように思う。(青い蝶)

★この映画の題名とテーマ曲は聴いた事がありましたが、作品を観たのは初めてでした。非常に奥深いいい作品だと思いました。(田中英治)

★アメリカ映画を観て、アメリカに憧れていた頃を思い出しました。ロバート・レッドフォードはかっこよかったなあ。当時の『スクリーン』を今見たら懐かしいだろうなー。などと取りとめもないことを思い浮かべながら鑑賞しました。(鈴木)

★女性の強い面、そして内面がよくわかって素敵な映画でした。(スノーマン)

★懐かしの青春時代の映画。このような映画が感動を呼ぶ時代であった。(SM)
      
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