★日本海新聞2010年6月掲載 「パリ20区、僕たちのクラス」紹介文


 第61回カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞し、フランスでは、150万人の動員をはじめヨーロッパ、アメリカで大ヒットを記録した作品です。
 フランスで教師をしているフランソワ・ベゴドーの実体験を基にした原作をローラン・カンテ監督が映画化しました。
 原作者のゴードン自身が教師役で出演し、演技経験の無い24人の生徒たちの日常をドキュメンタリータッチで描き、自然な演技と先の読めない脚本が高く評価されています。
 出身国も生い立ちも将来の夢も異なる24人の生徒たちの国語の授業を追いかけ、その教室という小さな社会が、現社会の縮図となって描きだされています。
 個性で未来ある子供たちをご覧いただきたいと思います。

(米子シネマクラブ会員 新田敦子) 



   
感 想 集

★あっとおどろく展開も、涙もなかったけど、いつまでも残る映画でした。多人種、自己主張が強く、まとまらない授業、フランスも大変と思いましたが、私の身近にも授業中生徒になぐられた女性教師がいます。島大教育学部の子達にも見せたいです。(どんぼりごろごろ)

★初めてのパターンの映画。ついつい引き込まれてしまった。(女 63歳 米子)

★さあこれからどうなるかと思ったとたん、真っ黒になって残念!でも最後まで観ることが出来てよかった。ドキュメンタリーのようにぐいぐい引っ張られて日本の学園ドラマとは大違い。とても面白かった。

★教師は生徒と対面するのには限りない根気を要するのが良く分かります。こんな生徒でも保護者懇談会に参加しているのを見て、まだまだ見込みがありますね。途中で放り出す教師もいましたが、その後どうなったのでしょう。日本でもモンスターペアレントという流行語まで産まれたのですから、教師の立場は大変。でも一度子供達と理解し合えるようになればもう最高の職業だと思いました。(お庭の害虫)

★この地味さで日本まできたんだ。いい映画には違いない。って、妙な褒め方だな。(井山宣和)

★フランスの教育現場のドキュメンタリー映画の印象が強かった。国語教師の正しいコミュニケーションが教育への使命感の様なもの。生徒たちの様々な反応等は興味深かった。類似のケースで日本だったらと思ってしまう。(青い蝶)

★よくわからなかった。先生が素敵でした。生徒は腹の立つ者ばかり。日本とは違うと思いました。生のぶつかり合いはすごいなと思いました。(KK)

★途中でストップしてしまい、再開を待ったが1時間いても始まらなかった。「7時にもう一度します」と言われても何回も行ったり来たりできない。もう少しきちんと説明してほしい。 (途中までしか見ていない)

★何と言いたいのかわからなかった。何も良くなっていないような教師に問題が?

      
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