★日本海新聞2011年4月掲載「瞳の奥の秘密」紹介文


 警察裁判所を定年退職したベンハミンは、残された時間で25年前に起きた忘れ難い事件をテーマに小説を書くことを決心し、かつての上司で今は判事補のイレーネを訪ねる。  
 幸せな新婚生活を送っていた銀行員の妻が殺害され、未解決のまま葬られることとなった事件を振り返るベンハミンに、イレーネの存在が鮮やかによみがえる。
 いまだ過去に生きる自分と決別するために、彼は事件の裏側に潜む謎と、今も変わらぬイレーネへの思いに向き合うことを決意する。
 果たして、ベンハミンは失った歳月を取り戻すことが出来るだろうか‥?
 サスペンスドラマであると同時にロマンチックなラブストーリーでもあるこの作品は、昨年度のアカデミー賞最優秀外国語賞を授賞したことで、国内でもヒットした話題作です。

(米子シネマクラブ会員 吉田明広) 



   
感 想 集

★素晴らしかったです。こんな映画が観れて幸せです。こんなシネマクラブがなくなって倉吉の人は本当に可愛そう。やはり映画はいいなと思いました。(フーコー)

★サスペンスと抑えた形の恋愛がうまく絡んだ内容で、思わず引き込まれていった。全く違った立場のふたりの男の事件への対応が印象深かった。ラストのイレーネの瞳の微笑とドアを閉めるシーンはさすが‥‥!!(青い蝶)

★重い課題。結末で快哉!という自分が少々嫌ですが‥‥。

★久々の観映で終わりまで見てしまいました。音響はこれで良いのでしょうか。私には少々大きいように思われました。

★とても感動しました。

★久々に重厚な映画に出逢いました。

★なかなか凄みのある映画でした。この監督らしく人間社会の不条理や不合理を描いていたように思われる。さすが「ロー&オーダー」や「ドクターハウス」の演出をしただけのことはある。(大田市民)

★初めてあってから25年間を見るか、必要と思うか。カトリックの国なら、1970年ならイリーナの思いは通じない。が、簡単ではないがここから二人のラブストーリーが始まる。(宇田川靖)

★妻を殺害された銀行員が、一人で犯人を捕らえようとしていたその執念。司法があてにならないと25年間も終身刑を一人で犯人に課している元銀行員の人生のすさまじさに言葉がない。25年間封印してきた自分の思いに素直になろうとした主人公にホッとしました。(高松知恵子)

★真実の愛?すごい!こわい! 途中わからない所もあった。なぜ殺されたのか(アル中の人が)。(岩本)

★アカデミー賞外国映画賞授賞したという事だけあり、サスペンスと恋愛が上手く絡み合って良く出来た作品だと思いました。サッカー場での逮捕劇は圧巻でした。カメラアングルが凄かったです。(田中英治)

★よくわからなかった。でも展開が映画らしくて良かったし楽しめた。音楽が良かった。訳の分からない映画を見るのも頭を休める、リセットするのにいいのかなーと(K.K.)

★最後のシーンでなんとか落ち着いた感じ。それまではスリラー仕込みのおかしな映画にしか観えなかった‥‥。(72歳 男)

      
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