★日本海新聞2014年4月掲載
「タンゴ・リブレ 君を想う」紹介文


 集ベネチア・ワルシャワなど世界の映画祭で多くの賞を受賞したタンゴ映画をシネマクラブ今年度最初の作品として上映します。
 平凡な生活を送っている刑務所の看守、JC。唯一の趣味といえばタンゴ教室でタンゴを踊る事くらい。
 そんな中、教室で15歳の息子がいるアリスと出会いタンゴを踊る。
 そして、華やかで自由奔放な彼女に惹かれていく。
 ある日、刑務所の面会室に夫と愛人の面会に来ているアリスの姿を見る。看守は受刑者の家族とつき合ってはいけない決まりがあった。 JCはそのルールを破るのか。最後にJCの運命を変えてしまう結末が・・・。

(米子シネマクラブ会員 新田敦子) 



   
感 想 集

★こんな家庭も世の中にはあるんですね。人数が多くなればなる程、神経も使い大変だと思うのですが。(七転び八起き)

★悪の物語かな、どんな終局になるか、バラバラにみていたが、あのような終わり方もあるのかと、こころよく鑑賞できた。ありがとうございました(匿名)

★音楽が良かった。(匿名)

★はっきりいってだまされた。でもよく出来ている。最後に失笑しちゃったのですが、スタイリッシュな演出、音楽が良かったです。もちろん踊りもです。(匿名)

★映画の途中で後ろの席から鼾が聞こえてきた。看守とマリスの恋はどうなるのだろうと見ていくうちに、アントニアが銃を持ったので不安を持ったが、思わぬラストになりホッとした。ダンスは次々とパートナーを変えて、相手に合わせる事を学んでいく事を考えるなら、題名の「タンゴ リブレ」のリブレが自由を意味するならアリスの生き方はタンゴそのものではないかと思えた。(高松知恵子)

★少年が銃をいじりだしてからとてつもなく悲劇的な結末が待っているのではないかと思い、ヒヤヒヤしたが、あんな結果でびっくりした。あのラストはとてもヨーロッパ的なものだなと思ったが、あれでいいのだろうかとも考えた。何はともあれ日本人とは本当に思考回路がちがうなと思われた作品でした。(もっさん)

★私の理解力を超える映画であった。だからといってシネマクラブがこの作品を選んだことを否定する訳ではない。このような映画を発掘して紹介することもシネマクラブの使命であろう。(S M 74歳)

★看守と囚人、これからの人生にわくわくする。何の未練もなく、あっという間に捨て去って、これから楽しい人生が待っているかもしれない。(59歳 女)

★意外な結果。タンゴって難しそうですね。(匿名)

★刑務所ものは、もっと囚人が面白くないといけない。(井山宣和)

★登場人物の心理が、わかるようでわからない不思議なストーリーでした。最後は全員で逃げるより「4人を見送った主人公が、その場で一人タンゴを踊る」とかの方が良かったです。有名ダンサー扮する囚人のタンゴシーンはさすがの迫力で素晴らしかった(たぬ子)

★アルゼンチンタンゴの深さに魅力を感じた。音楽が良い。結局娯楽映画のよう!(匿名)

★複雑な関係の中最後の結果が意外であった。(匿名)

★ダンスシーンがもっと沢山あると思っていたので少し残念。有名なダンサーの男同士の激しいダンスはかっこ良かったです。ただストーリーとしてはあまり好きになれなかったです。(40代 女)

★男同士のタンゴが連帯を物語る映画でしたが、道徳的にはどうなんだろう。日本ではあまり考えられないなぁ。タンゴ リブレ、好きになったら、直に生きる自由な国のはなし?(夢見るおばさん)

★何かもう一つわからないままに終わった。特に前半タンゴに名の借りたおそまつな物語(匿名)

★あんな事あるのかな。(匿名)

★4人の男と1人の女は刑務所に戻る。そうかもしれない。が、しかし、いつとも、どことも、誰とも明かされないおとぎ話ではある。刑務所も殺伐としていない。囚人たちも看守も。結論つまりは平穏で几帳面なふとしたときに起きた非日常的な事件。そしてフェルナンドとドミニク、アリスと息子の再生物語時かな?(宇田川靖)


      
[戻る]