文政7年(1824)

 明治政府は新しい時代を迎え、新貨幣も交換する手はずでしたが準備が間に合わず、また最低の額面が10銭だったため、藩札の相場からそれ以下の価値の札にはその価値の印を押し、使用を続けさせていました。この五百文札には赤印で「壱銭五厘 大蔵省印」と押されています。1銭5厘で流通していたということです。また銀一匁札には「五厘 大蔵省印」の朱印が同じように押されています。



 額面 表  裏 
銀壱貫文    
 銀壱匁    
 銀五百文