延宝から享保頃(1675から1700年中頃)


この札には札座に新屋(あたらしや)の文字があり、新屋札とも呼ばれますが、詳しい年代がわかっていません。延宝より後、享保頃ということです。
 表上部には俵に打出の小槌を持った図、下部には麒麟でしょうか、真中には「銀弐ふん」と書かれています。
 裏の文字は「魄宝乗昌運・・・」と書かれ、釣り竿に鯛を抱えた図が描かれています。ここに書かれている新屋は松江の御用商人瀧川伝右衛門の灘屋敷でした。この場所は現在、松江京店臨水亭(松江市末次本町)になっています。


額面 表  裏 
 銀弐分    
銀参分