享保15年(1730)

この年、(享保15年)幕府の藩札禁止令が解除となり幕府に申請し発行を許可された札です。
 この札は翌年、銀札の相場が崩れ、札騒動が発生。2年後の享保17年は大飢饉のため札遣いを断念、札の回収をしています。
 札の表には少し愛嬌のある麒麟でしょうか雲の上を飛んでいる姿が、裏には「珍蔵衆妙 札座 新屋」の文字が書かれ、「上下和睦」という朱印の後ろに、少し不気味な姿の男性が描かれています。


 額面 表  裏 
 五匁    
 壱匁