国民の側に立った政治貫く

 公明党滋賀県本部(梅村正代表=県議)は3日、同県栗東市で夏季議員
研修会を活発に開催した。これには、坂口力副代表、池坊保子衆院議員
(文部科学副大臣)、山本香苗参院議員が出席し、あいさつした。


この中で坂口副代表は、今後の国会の状況について「衆院では与党が3分
の2を占め、参院では野党が過半数を得た。衆院で与党が法案を通しても、
参院ではなかなか通過しないような事態が続く」と指摘。年金や医療制度の
現状と将来も持続可能な制度のあり方に言及し、財源論があいまいな民主
党の最低保障年金案を批判。公明党として「これからも国民の立場に立った
責任ある政治を進めていく」と訴えた。

 これに先立ち、比例区で全国一の得票を勝ち取り、2期目の当選を果たした
山本さんは、党員・支持者の真心の支援に感謝を述べるとともに、「何があっ
ても負けない、必ず勝ち抜く党をめざし、生活現場の声を反映した政策を実現
したい」と力強く抱負を語った。

 研修会ではこのほか、9月、10月に告示・投票が行われる同県の草津市
議選、守山市議選の情勢が報告され、大勝利を誓い合った。


公明党長崎県本部(織田長代表=県議)の夏季議員研修会が3日、長崎市
内で活発に開催された。これには、東順治副代表が出席し、大逆風が吹き荒
れた参院選の中、献身的な支援をしてくださった党員・支持者の皆さまに、真
心からの感謝を述べるとともに、今後の国政における重要課題などについて
見解を示した。

 東副代表は、参院選で、民主党が参院の第一党となったことを踏まえ、「民
主党と丁寧に協議を重ねながら国会運営を進めていく必要がある」と説明。
一方で、民主党にも国政上の責任が生じる立場になったとして、「反対のた
めの反対を通し、参院を空転させることになれば、国民の批判は民主党に向
かう。政治の場を、選挙に利用したとの声が上がるだろう」と指摘した。

 また、東副代表は政治が混乱することで、景気や経済が影響を受けると懸
念を示し、「回復しつつある景気を絶対に後退させてはならない」と強調。与野
党の政治責任で、景気対策にしっかり取り組んでいかなければならない、との
考えを強調した。

                           前のページに戻る