新潟県中越沖地震 一日も早い復興へ奮闘
被災地の公明議員が手記
ネットワーク力を発揮
柏崎市議 真貝 維義氏
7月16日午前10時13分、柏崎市荒浜を車で移動中の出来事でした。
突き上げるような大きな揺れを感じ、辺りを見渡すと屋根から瓦が落下、
家屋が倒壊、道路が波を打つ光景が。これまで43年前の新潟地震、3年
前の中越地震を体験しましたが、今回は一瞬で“これは過去2回の比で
はない”と直感しました。
自宅の妻からは「家の土蔵が倒壊し、義弟が下敷きに」との電話。寸断さ
れた道路を迂回して急行し、近隣の方々と消防団の約20人に手伝ってい
ただき、何とか弟を救出し、病院へ搬送。重傷と判断された弟はドクターヘリ
で長岡市内の長岡赤十字病院に搬送され、一命を取り留めることができました。
初動で動けなかった忸怩たる思いを拭い去り、当日夕方には柏崎市入りし
た太田昭宏代表とともに、避難所や大きな被害を受けた中心街へ。太田代表
は被災者一人一人に「大丈夫ですか」「困ったことがあれば何でも言ってくだ
さい」と声を掛けて巡回。一番大変な所へ真っ先に駆け付け、庶民の中に飛
び込む公明党の真の姿を見ました。
翌日からは避難所や被災者宅、被害を受けた中小零細企業や農業関係者、
商工会議所などを徹底的に訪問し、被害状況を把握。21日には、要介護者
の支援など、市民から寄せられた要望を市災害対策本部に申し入れました。
24日には志田邦男県代表(県議)らとともに泉田裕彦知事に対し、柏崎刈羽
原子力発電所の危機管理体制の抜本的見直しや安全性の確保・検証の要
請なども含め、緊急要望を行いました。
現在は、電気や水道の復旧など日常生活の一端を取り戻しつつありますが、
倒壊した家を建て直す費用の問題など、本当に大変なのはこれからです。
国や県の支援や法・制度の整備も含め、今こそネットワーク政党・公明党が
力を発揮する時です。
市民が一日も早く日常生活を取り戻し、“柏崎は地震から再生・復興した地
方都市のモデルだ”といわれる日まで、全力で頑張ります。
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