原爆症認定基準見直しを
救済範囲の早期拡大へ決意
広島市の集会で谷合氏
公明党の谷合正明参院議員(党原爆被爆者対策委員長)は5日、広島市
内で開かれた原爆症認定制度の改革を求める市民集会に出席し、被爆者の
救済範囲の早期拡大に向けた認定基準見直し実現へ決意を表明した。この
集会は、原爆症認定を却下された被爆者が認定を求めて提起している集団
訴訟で、7月30日の熊本地裁判決など、国の認定却下処分を取り消す判決
が相次いでいることを受けて開催された。
集会の席上、谷合氏は、「原告は高齢で健康被害に苦しんでおり、これ以上、
裁判を重ねる時間はない」と述べ、早期の政治決着をめざす姿勢を強調。党
として、救済範囲の拡大などによる問題解決を安倍晋三首相に要請するとと
もに、先に発表したマニフェスト2007に盛り込んだことを紹介した。
前のページに戻る