大阪から次の勝利へ波を

公明新聞拡大に全力
活発に夏季議員研修会を開催
北側幹事長が訴え

　公明党大阪府本部（白浜一良代表＝参院議員）は２０日、大阪市中央区
内で北側一雄幹事長が出席し、夏季議員研修会を盛大に開催した。谷口
隆義衆院議員、山下栄一、山本香苗、浮島智子の各参院議員が出席した。

　あいさつに立った北側幹事長は、まず、参院選で大阪選挙区の白浜氏、
比例区の山本香苗さんが大勝利することができたことに謝意を表明し、「皆
さんの奮闘を心からたたえたい」と語った。

　次に、今回の参院選について総括し、健闘及ばす惜敗した埼玉、神奈川、
愛知の各選挙区で公明党候補が大幅に得票を伸ばし、いずれも過去最高
を記録したことを強調。

　その一方で、比例区での公明得票数が３年前に比べて約８５万５９００票
減ったことに触れ、その原因として、「年金記録や政治とカネの問題、閣僚
の不適切発言などが大きな逆風となったことは事実だが、その背景には、
負担増や地域間格差などに対する国民の厳しい世論があった」「自民党に
対する国民の不信感が高まる中で、公明党が自民党と一体化しているよう
に見られ、公明党の存在感を十分に提示できなかったのではないか」との
認識を示した。

　その上で、「反省すべき点は反省し、次の勝利をめざして前進していきたい。
もう一度原点に立ち戻り、“常在戦場”の精神で万全の態勢を整えていく」と
述べ、大阪から新しい勝利の波動を、と訴えた。

　この後、質疑応答が行われ、少子高齢社会での社会保障制度のあり方や、
労働格差の是正、行政窓口での申請制度の見直しなどをめぐって活発に意
見交換した。

　また、研修会では、公明新聞推進強化月間（９〜１１月）の取り組みを確認
し、全総支部・支部連合会（支部）が分会２部増を完遂し、有権者比１％を達
成することを誓い合った。

　このほか、参院選で２期目の当選を果たした山本さんが、「皆さんの真心に
感謝を申し上げます。国民にとってプラスとなる政治に全力で取り組みます」
と決意を披歴。谷口、山下両氏と浮島さんがあいさつした。

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